357 基本的に申請書は本人が書きやすいところから書いていったらよいが、例外 は先に書いたように【概要】を最後に書くということである。くり返しになるが、 【概要】は申請書全体のサマリーでもあるので一番最後に書くのがよい。申請書 の他の部分ができあがって、“さあ、あとは、【概要】を書いたら完成 最後に張り切って仕上げる部分だともいえる。 また【2応募者の研究遂行能力及び研究環境】【研究経費とその必要性】などは 並行して書いていく.これらの部分は、【本文】で苦労したときの息抜きとして 書いていくくらいの気持ちでよい.いずれは書かなくてはいけない部分なの で、少しずつ書き溜めておくと、申請書の進捗もみえ、やる気が出る。 申請書をとにかく埋めるための秘訣 経験を積んでくると、基盤研究(C)や若手研究における4ページの【本文】 では研究を説明するにはスペースが足りないと感じるようになる。しかし、初 心者にとってはたった4ページを埋めるだけでもたいへんな作業と努力が必要 だろう。申請書を書き進められないときにどのようにしたらよいか、いくつか のヒントを示そう. 1) 研究内容に関する資料を集めて読み込む 申請書が書きにくい原因の1つは、まだ研究内容が固まっていないからで る.研究内容をもっと豊かに、研究計画をもっと魅力あるものにするために は、研究内容に関する資料を集めて読み込むことだ、資料とは、本、研究論 文、総説など、特に総説にはその分野の研究の重要な事実がまとめて書いて るので、非常に役に立つ。多くの資料を読んでいくなかで、自分の研究内容に 使えそうな方法や未解明な点をメモしていくとよい。