314 case 74 アドバイス 写真は審査委員の手元では モノクロになることを見越して作成する 添削例 ショウジョウバエの脂肪体(Fat body)はさまざまな生理活性ペプチドを分泌する ほ乳類の脂肪組織からはレプチンやアディポネクチンを はじめとして、さまざまな生理活性ペプチドやペフチド・ ホルモンを分泌している。これらの脂肪組織由来の生理活 性ペプチドは、個体の栄養状態に応じて合成や分泌が制 されており、生体の成長・発育に重要な役割を担っている。 ほ乳類以外にも例えばモデル生物で研究によく使われるシ ョウジョウバエには、ほ乳類の脂肪組織に相当する器官と して脂肪体があるが、脂肪体で合成・分泌される生理活性 ペプチドにはどのようなものがあり、どのような機能を担 っているのかは、まだ十分に解明されていない。申請者ら は最近、ショウジョウバエ脂肪体から新規の生理活性ペプ チドを見つけ出した。(図1) 抗ペプチド抗体 図1 写真の意図は濃淡だけでも 表せているか? なぜよくないのか? 例文は、カラー印刷だとよくわかるのかもしれないが、モノクロではいった い何を示すのかわからない。通常、画像というものは非常にインパクトがあっ て一目でわかるものである。ただし、申請書に写真を載せるときには要注意だ。 一部の種目を除き、審査委員にはモノクロ印刷で送られてくるが、写真はモノ クロになるとわかりにくいものが多いからだ。特に医菌薬学系や生命科学系の 組織切片の写真はわかりにくいことが多い。 どのように改良すればよいか? モノクロ印刷になる申請書では、特に写真はわかりにくくなりがちと思お う.そのためモノクロで図を印刷して意図通りに理解できるかを判断して、写 真を使うかどうかを決める.もしモノクロ印刷で写真の意図がはっきりと伝わ りそうにないときには、思い切って写真をカットし、イラストや言葉での説明 を増やす方がよい。