286 case 66 アドバイス 業績リストだけでなく、簡単な説明を付けて 「実行可能性」を示そう 添削例 (1) これまでの研究活動 申請者の専門分野は社会工学であり、本学の全学数育機構(本学全学部の1年生が学ぶ場所)にお いて10年以上「社会工学入門」を担当している。申請者の研究業績は社会工学、とくに経営に関 社会問題に関するものが中心であり(業績1)、近年は新興国に関する調査研究を行っている(業 ~4)。以上より会社経営に関する多くの知見を有している。 【主な研究業績】 1,吉田秀和:市場の拡大が引き起こす競争ルール変化への対応のあり方、第40回社会工学 口頭発表(2015) 2,吉田秀和、斎藤秀雄:共に発展するための新興国市場の課題、K大学総合人間科学研究、12,20 35(2017) 3,H. Yoshida : Sustainable urban environment ma Social engineering, Vol. 76, 233-239 (2016) 4,H. Yoshida : Analysis of the interaction pattern emerging countries, Journal of Social engineering, これまでの研究活動と業績が申請書の研究テーマと関連がある のか不明。内容を説明して「実行可能性」を示す なぜよくないのか? これまでの研究業績(論文や学会発表など)をリストにして、本文中に業績 番号と対応させる書き方はよいが、個々の業績がどのような内容で、それが今 回申請する研究テーマと関連があるのかどうかがわからない。 また Case64と同じく、【(1)これまでの研究活動】の本文を読んでも今回 計画との関連がわからない。申請者の専門分野や、そのなかでも何を中心にし て研究を行ってきたのか(例文の場合、「経営に関する社会問題」と「新興国 に関する調査研究』が中心)は書かれている。しかし、これまで行ってきた研 発活動が今回の研究テーマにどのようにかかわっているのか、これまで身につ けた研究手法や資料が研究を行ううえでどのように役立つのか(実行可能性)