270 case62 アドバイス 「準備状況」は十分確立できていることや確認 済みの事象を示しながら具体的に書こう 添削例 例文1 設備備品については、現有の設備で研究遂行上、差し支えない。また胚操作技術については、十分 に遂行可能な範囲と考える。公開済みの次世代シークエンスデータを活用するが、それについても 請者自身で土分に遂行できる準備はっている。これらのことから、本申請での実験系は円滑な研究 遂行が可能な状態であると思われる。 「十分に遂行可能」とあっても、具体的な根拠は? 例文2 申請者はこれまでの研究において、分担研究者とともに「推論と説明方法」の授業に関する基 礎的検討を既に進めてきている。また各種調査や授業実践の計画等に関わり、小・中学校教員の 研究協力者も既に5名から内諾を得ているなど、すぐに研究を開始できる準備状況である。 もう少し詳しく書かないと内容がわからず具体性に乏しい なぜよくないのか? 例文1は「十分に遂行可能(できる)」と2回も述べている。しかし研究計画 の【本研究の目的を達成するための準備状況】を申請者自らが「十分である』といって も説得力がない。特に例文1のように、準備の内容に具体性がないものでは、 審査委員の印象はよくないだろう。 例文2も準備の内容に具体性が乏しく、「すぐに研究を開始できる準備状況 である』といっても説得力がない。 申請者が研究に取り組める状態にあることを示す客観的な事実を書く必要が ある。また、誰が書いても同じような【本研究の目的を達成するための準備状況】の内 容では困る。この研究ならではの内容を書くこと。