case57.251 なぜよくないのか? 例文1はそれぞれの実験項目(研究項目)に、実験の「目的」である「飲酒 とNAFLDの関連を調べる』と書いているのはとてもよいが、その実験によ て何が明らかになるのか、「予想される結果」がない。それを書いてはじめて 何を意図してそれぞれの実験を行うのか、その意義が明らかになる(cas も参照). 例文2では調査の「目的」や要約なしに、いきなり具体的な調査項目が書か れており、さらに、この調査によって何が明らかになるのかが書かれていな い。そのため、本年度の調査の意義がわかりにくい。また。学会発表や論文発 表の記載は、調査とは別個のものなので不要である。 どのように改良すればよいか? 実験や調査の項目ごとに「何が確認でき」「何がわかるのか」「研究全体に対 しどのような意義があるのか」を書く、そのことによって研究計画が何をもと に考えられているかがわかりやすくなるし、項目ごとのつながりが明確になる。 例文1は「この実験によって、飲酒とNAFLDとの関連が確認でき、またア ルコール投与量によって病態がどのように進行するのかがわかる』と関連性や 病態進行の状況が確認できることを加える。 例文2では、冒頭に要約を加える、また、これらの調査によって、何がわか るのかを書いておく、そうすることによって、調査の意義が明らかになる。「本 年度には国内外の美術館に収蔵されているコプトの調査対象作品についての調 査と、保有しているペルシャ更紗の年代測定を行う』「これらの研究によって、 対象作品の年代と制作地の特定を試み、ペルシャ更紗の文様や技法のインドへ の伝搭過程を明らかにしていく」と付け加えて、調査の意義を明確にする (case48, 49参照)・また「4.学会で口頭発表および論文発表を行う カットする.