234 case 53 アドバイス 分析手法の中身を詳しく書こう。 「目的」とデータ分析の関係性も意識して 添削例 例文1 本研究は、潜在教員にかかわる広い発達期の、様々な立場の研究対象からの半構造化面接を基本と する面接調査を行う。具体的には、①青年期である教員養成課程の在学生、②青年期から中 る現職の教員、③青年期から中年期に至る潜在教員を対象とし、個別の面接データを収集する。分 は質的データ分析(質的コーディング法等)を検討している。 具体的にここではどのような分析になるのか? 例文2 アンケート調査 (7)調査票の集計とデータの分析:パーソナル・コンピューターで実施する。 分析というにはあまりに拙い。 どのようなソフト、どのような分析手法を使うかを書く なぜよくないのか? 例文1に書かれている「質的データ分析』によって、どのような特徴のある 分析を行うのか?なぜ、この研究でこの手法を用いるのか?簡単でよいので、 その意図を書いておかないといけない。 例文2は確かにアンケートの集計とデータ分析は『パーソナル・コンピュー ターで実施する」のだが、単に「パソコンで分析する」では研究方法としては 意味がない。 審査委員が詳しく知りたいことはデータ分析方法の種類ではなく、研究の目 的とデータ分析の関係性(どのような意図でデータを分析するか)の方であ る。逆説的だが、データ分析の中身(内容)を具体的にすることで、この関係 性が伝わりやすくなる。