case 42 187 どのように改良すればよいか? 本研究テーマに関して、他の研究者からどのような研究がなされているの か,具体的な文献や学会報告などを記載して示すこと.また『申請者の研究の 他はあまりみられない」の部分には、実際の申請者の研究成果(論文や学 告など)をあげておくのがよい。 具体的な文献や学会報告をあげることで、【関連する国内外の研究動向と本研究の位 置づけ】に書かれた内容が申請者の主観的なものではなく、これまでの研究成 に裏づけられた研究動向であると示すことができる。 【研究目的、研究方法など】には、ここで紹介している【関連する国内外の研究 研究の位置づけ】と case25,26で紹介している【本研究の学術的背景】が 者には内容的に重なる部分ができてしまう。そのため、Case43では、【本研 の学術的背景】には過去から現在までの研究の流れを示し【国内外の研究動向】には 現在行われている研究を書くという方法を示している。もう1つの方法として ここで解説しているように、【本研究の学術的背景】では引用文献を最小限にし 【関連する国内外の研究動向と本研究の位置づけ】の部分に現状に関する具体的な文献を 多く示し、2つの部分で互いを補うというやり方もある。 例文では、「他者の研究動向」「申請者の研究」として、学会発表を加える。 改善例 他者の学会発表を加える 解剖学研究者や現場教員による系統解剖の新しい教材開発や工夫した授業・実習等に関わる研究の 報告は多い。例えばMoroiによる「ペーパークラフトを使った人体解剖教材の開発」(M 〇回日本解剖学会総会)や、Kuroda による「タブレットを用いた解剖学習サポートシステ 築」(Kurodaら、第〇回日本医学教育学会)などの例がある。 しかし、具体的に糸統解剖において、どのような知識・技能が習得されていないために医学生がつ まずいてしまい、系統解剖の科学的な概念がうまく構築できないのかについては申請者の研究(「医 学生における系統解剖の知識・技能の習得に関する研究」第〇回日本医学教育学会にて発表)の他は あまりみられない。また、現場の教員がどのような知識・技能を補強した授業を実践していけば糸統 解剖の概念をうまく構築できるのか、その指針を与える研究はあまりない。 申請者の学会発表を加える