case 34 .155 -目標1ー 目標2一 目標3→ 目的 目標と目的のイメージ 例文1と2のような複数の「目的」は、どちらかといえば「目標」(「研究方 法」といってもいいだろう)であることが多い.つまり「研究目的」を実現す るためのステップだ. 【本研究の目的】に書くべきことは、「研究目的」を実現するために至る中間的 なもの(目標)ではなく、申請者が最終的に何を明らかにしようとするのか だ、つまり「最終目標」だ.それが例文1では、何をやるのかという「目標」 だけを並べて、最終的に何をめざすのか(=「研究目的」)が書かれていない。 どのように改良すればよいか? 最終目標としての「研究目的」をまず2~3行で簡潔にまとめる。長すぎる 【本研究の目的】はよくない。「研究目的」は「こういうことをやるんです」とひ と言でまとめるべきだ。まず「研究目的」をしっかりと書く.その後補足情報 として、複数の「目標」(「研究方法」)を書き加えると収まりがよく、研究を イメージしやすくなる(case31 参照). 例文1では、「目的」として「本研究では、高脂肪食などの高嗜好性食品の 過剰摂取のメカニズムを、ドーパミンニューロンの遺伝子発現の変化から解明 する』ことをまず書いて、もとの①~③を目的を実現するためのステップ(「目 標」)として書き直す. 例文2では、「目的」として「本研究では、肺がん組織から分泌される生理 活性物質がどのようにして正常血管を、形態および機能的に異なる腫瘍血管 変化させるのか、そのメカニズムを解明する」ことをしっかり示し、その後に どのように研究を進めていくのかを箇条書きにして書き直す