150Case33 アドバイス 科研費でしかできない研究者個人で行える研 究目的をまとめる.臨床試験や産学連携を「目 的」にはしない 添削例 例文1 本研究の目的は、歯科心身症に対する薬物療法が有効かどうかの評価を行う。また 患者の分類を行うことによって、適切な診断を行えるようにする。 科研費にふさわしい研究課題か? 例文2 〇〇大学と〇〇医療センターの2施設で医師主導の共同臨床試験を実施し、DOS装置を用いた術前 化学療法の早期治療効果モニターリングを行い、病理学的治療効果との相関についてFDG-PETと の結果と比較する。 例文3 する。 本研究の具体的な目的として、密接な産学連携を構築し、乳房計測に最適な計測システムを考案 科研費には必要ない なぜよくないのか? 例文1では研究目的が『薬物療法が有効かどうかの評価』となっている.ま た例文2には「医師主導の共同臨床試験』とある。薬物療法の有効性を評価す る、あるいは臨床試験を行うことを強めに書かれると、“科研費 べき研究なのだろうが” “他にもっと適した研究費申請先(例えば厚生労働科 学研究費)があるのではないだろうが”と思う審査委員も出てくる。この研究 が科研費でなければならない点の説明が足りない。 例文3の産学連携も科研費の主旨とは異なり、ふさわしくない。科研費は、あく までも研究者の提案する研究のためにあり、企業との共同研究で機器開発するこ とが目的ではない。例文の書き方では、「企業との共同研究」のように読め、審査 委員は違和感を感じる(企業からの研究費で研究を行えばよいでは