142 case 31) このcaseは、Case34と内容的に関連しているので、参考にしてもらいたい 改善例 例文1 「目的」を冒頭に加える (2)本研究の目的および学術的独自性と創造性 本研究は、いろいろな電子スピン共鳴分光法を用いることにより、ラジカル重合反応を観測し、連 鎖開始ラジカルが重合体に成長していく様子を詳しく解析することが目的である。以下のように研 を進めていく。 (1) 炭素骨格の長さによる変化が電子スピン共鳴分光(ESR) 法のスペクトル上に表れやすい飽和 炭化水素類を用いて、さまざまな鎖長のモデルラジカルの測定を行う。 (2) 特に、側鎖の大きなブロモートリメチルへキサンなどの成長ラジカルスペクトルの鎖長 と、結果としてできる高分子の立体規則性との関連について調べる。 (3) ラジカル重合中に発生する連鎖移動反応の機構解明に焦点を当て、ブロモブタン類、トリ チルヘキサン類、ブロモプロペン類など水素移動反応で分子内で連鎖移動反応が起こる可能 性のあるモノマーを用いて高重合体のモデルラジカル前駆体を合成し、連鎖移動反応の起こ りやすさの鎖長依存性を明らかにする。 (4) すでにブロモコハク酸イミドの10、20量体で予備的な実験を行い、鎖長が長いほど連 反応が起こりやすいという結果を得て報告した。側鎖依存性もあることがわかっているの で、アルコール、チオール、エーテルとの比較を行う。 研究項目を箇条書きで示す 例文2 「目的」を冒頭に加える (2)本研究の目的および学術的独自性と創造性 本研究では企業による投資実績が各国経済に及ぼす影響を、資金源、投資先(国・資産別)、パフ オーマンスについて分析することで解明していく。次のように研究を進める。 (1) 上場企業の大株主のデータを収録したデータベースにより、中東や中欧等の企業の投資実績を把 握することが可能となる。そのうえで総資産利益率などを投資の指標と回帰分析することで先行文 との比較が可能になり、世界金融危機後の実態を定量的に検証できる。 (2)日本と英国の市場に絞り、企業の投資受け入れ、株主の情報開示制度、議決権行使状況等 比較研究によって日本市場の課題を明らかにする。 例文3 「目的」にふさわしい『4』の内容を冒頭に移動する (2)本研究の目的および学術的独自性と創造性 この研究では、移植した脱灰象質と形成骨について、境界面と周囲組織の細胞間ネットワークの 3次充微細構造を明らかにし、より効果的な骨再生療法を確立することが目的である。抜歯牙を脱 灰して得られた象牙質を移植した動物モデルを用いて、以下のことを明らかにしていく。 1. 異なる脱灰処理および作製法を試み、処理方法によって形成骨や周囲組織に与える影響の有無 を明らかにする。 2.移植材を入れないコントロール群と比較して、脱灰象牙質を移植した群ではどのくらいの期間 で背が形成されてくるのかをuCTを用いて評価する。 3.長期的に経時評価することで移植後の象牙質は生体内でどのように変化するのかを組織学的 明らかにする。