case30137 なぜよくないのか? 長すぎる【研究課題の核心をなす学術的「問い」は、何が問題なのかがわかりに くなり、あまりよくない。 例文は3つの段落から構成されており、申請書の半ページを占めていて、長 すぎる。そのため読んでいて「問い」がぼやけてしまう. 例文では核心となる「問い」は最初の段落に書かれている.しかも最初の2 文は申請者のこれまでの研究のことであり、「背景」に書くべきものだ、また 2番目の段落も「問い」というよりも「背景」に相応しい部分だ.また3番目 の段落は「問い」の補足情報とも読みとれる。これらの段落の構成を考えて修 正していくと、もっと「学術的「問い」」としてしっかりとアピールできるよ うになる. どのように改良すればよいか? “「問い」はこれだ”と、簡潔にまとめてしっかりと示すこと。例文では最 の段落の3つめの文が【学術的「問い」】の核心なので、この部分を中心として修 する。「「問い」=未解明なこと」が何か、文章をわかりやすく修正する。「申請 者はこれまで~解釈できると考えた」は「背景」に移動した方が収まりがよい。 2番目の段落は「背景」に相当する部分なので、これも「背景」に移動する。 3番目の段落は「問い」の補足情報として付け加える。 改善例 研究課題の核心をなす学術的「問い」 しかし、うつ病患者やアルツハイマー型認知症患者などの様々な精神疾患で、顔の表情の異 どのような特徴があり、それぞれの基盤にある病態については不明である。 したがって表情表出の異常と病態を明らかにするには、脳の様々なレベルで表情筋ごとにどのよう にコントロールされているかを明らかにする必要がある。そのためには、様々な神経レベルの 表情の異常を結びつけるだけでなく、神経生理学的手法を応用して表情筋を定量的かつ客観的 類・解析し、顔面表情筋の大脳や脳幹による運動制機構を明らかにする必要があると考えた。 「背景」は別項目へ移動して、「問い」の中心部分+補足情報を残す