case 29 133 なぜよくないのか? 申請書の説明欄で、【研究課題の核心をなす学術的「問い」と、わざわざ「問 (ここだけ!)括弧を付けているのは、【研究課題の核心をなす学術的「問い であることを示唆しているからだ。「問い」があってこその「研究目的」であ り、「問い」と「研究目的」は表裏一体である。「問い」に答えるのが「研究目 的」だ。 しかし、例文のような書き方はどうだろうか。この例は実際に申請書の【概 要】の下の部分、1ページ目の部分である、読む側の立場になれば、このような 「背景」に埋もれた【学術的「問い」】は印象に残りにくい。研究の「背景」の結果 として浮かび上がってきた「学術的「問い」」を申請書ではしっかりと示さな くてはならない。「問い」があってこそ、次の項目の【本研究の目的】につなが ていくからだ。 どのように改良すればよいのか? 【学術的「問い」】をしっかりと示す簡単で効果的な方法は、例文のように「研究 課題の核心をなす学術的「問い」」と小見出しをつけて、「背景」と別項目にす ることだ、こうすると【学術的「問い」】の場所は一目瞭然ですぐにわかる。 もちろん小見出しを付けないで、「背景」との間に余白行を入れることでも、 【学術的「問い」】の部分をわかりやすく示すことができるが、小見出しを付けて別 項目にする方がはるかに【学術的「問い」としてわかりやすい。 また、小見出しを単に「研究課題の核心をなす学術的「問い」』とするの はなく、【学術的「問い」】の要約にするのもよい方法だ。 また、ある先生からは【学術的「問い」】を一番最初に書くと聞いたこともある 研究とは「問い」に答えるために行うものだから、【学術的「問い」】を最初に書 ておくのも、よい工夫だと思う.