case 27 123 れた研究計画が実現可能なものである”という印象を審査委員も強くもつ り、これまでにどのような研究を行ってきたのかを客観的に示すことのできる発 表論文や学会発表の記録は、申請者が研究計画を実行できるかどうか(研究遂 行能力)の有力な判断材料の1つになるので、しっかりと記載する必要がある。 そして、せっかくなので目立たせよう。なかには他の研究者の文献は引用し ているのだが、自分の文献は全く引用していない例も多い。なぜ業績の引用を 含めるのか、その意義をもう一度考えよう。 どのように改良すればよいか? 研究計画について、申請者にこれまで行ってきた研究成果がある場合には、 必ず本文中に引用すること。具体的に記載することで自分の研究業績をアピー ルするべきだ。申請者自身の論文引用ならば、筆者名として自分の名前を入れ て自分の業績をアピールする(第2筆者以下ならば、筆頭著者と申請者の名前 を書いて、申請者の筆者順位を入れる。例えば「Sato,Kojima (5人 et al. Endocrinology 2005」のように).自分の業績をアピ くつかのテクニックがある。 1つ目は、文献番号方式ではなく、本文中に論文 の記録を直接書く.そのとき名前を太字にするとより目立つ. 2つ目はフォン トを変える。本文を明朝体で書いているならば、文献部分をゴシック太字にす るとより目立つ(申請者のギモン25も参照)・ 例文1は1つ目のテクニックを用いて論文の記録を直接書く。 例文2は2つ目のテクニックを用いて目立たせる。 改善例 例文1 本文中に自分の業績情報を入れる 学校における食育は栄養教諭を中心に、家庭科教員や養護教員の協力により進められているが(見 島、小学校における~実態と課題、日本教科教育学会誌第20巻第1号(2001))、全教職員 きとされている。 例文2 自分の名前を太字にする+執筆順位を示す 本邦では、心理社会的治療を行ったうえで、効果が不十分な場合に薬物治療を行うアルゴリズ ムを推奨している(佐藤ら、2000)。 また介入後に子供の問題行動の改善が認められることが指 摘されている(鈴木、佐勝(5/5) ら、2000)。