case 26 .119 きたのかが明確になる。例文では申請者の研究成果を番号をつけて列記してお り、この部分はよい。 そして研究で解決すべき課題(これが【研究課題の核心をなす学術的「問い」】を説 明する。「何がわかっていないのか」「何を明らかにすべきなのか」「解明すべ き問題は何か」などを説明し、次の研究目的につなげていくとよい。これによ り審査委員は、申請者が主張する研究の重要性をしっかりと理解できるだろう。 どのように改良すればよいか? 【(1)本研究の学術的背景、研究課題の核心をなす学術的「問い」】は、「一 術的背景」→「申請者がこれまで行ってきた研究の成果・業績」→「解明すべ き課題」と書いていくとよい流れになる(case25参照).そうすると次の【(2) 本研究の目的および学術的独自性と創造性】につなげやすい.つまり「解明すべき課題 は〇〇である」→「そのためにこの研究では〇〇を明らかにする」という流れ にもっていけるということだ. 例文では、自己複製できる系統とできない系統のES細胞があることをまず は説明し、その違いが不明であるという一般的な背景を書くとよい。そのあと で申請者のこの研究テーマに関するこれまでの研究成果を説明し、学術的「問 い」へとつなげていく、改良前の例文では「1)』~「4)」と申請者の研究成果 を箇条書きにしていたが、箇条書きが多すぎると読んでいて煩わしいので(cas 03参照),ここでは未発表の成果を整理して箇条書きを使わずに書き直す。ま たこの研究の中心である転写因子TFCPは知らない人も多く一般的でないの で、印象づけるためにこの部分だけゴシック太字にする(申請者のギモン25 も参照). また【研究課題の核心をなす学術的「問い」】として、申請者が行おうと計画し る研究において、何が問題なのか、そして解明すべき課題は何かなどをしっか りと書かなければならない。【研究課題の核心をなす学術的「問い」】を別項目に分ける と、もっとはっきりと解決すべき課題がわかる。