case 25 115 なぜよくないのか? 例文は、ひと続きの文章として書かれており、この内容(書き方)だと審査 委員は理解しにくい。 【本研究の学術的背景】は【研究目的、研究方法など】の【本文】で最初に書くところな ので、非常に大切である。申請書では【概要」に続いて最初の1ページ以内に書 かれていることが多い。それだけのスペースにひと続きの文章として書いて、 審査委員に読ませるには相当な文章力が必要だ。文章力に自言があれば気にし なくてよいが、そうでない場合、どうすればいいか? どのように改良すればよいか? ひと続きの文章よりも、見出しで〆切って書かれた文章の方が読みやすいし 理解しやすい (case35参照)。パラグラフに分けたり、適宜見出しを挿入 たりすることで、何について書いている項目なのか視覚的にも示す。【研究目的、 研究方法など】が小分けに書かれた申請書は、審査委員にとって非常にわかりや すい。科研費申請書の書き方もアイデア勝負.よりわかりやすい申請書にする ために新しい工夫を試みること!【(1)本研究の学術的背景、研究課題の核心をなす学術 的「問い」】は、慣れないうちは次のような順番で書いていけばよい。「これまで の研究(他の研究者によってなされた研究の背景)」→「申請者がこの研究分 野にどのように貢献してきたか、これまでの研究成果」→「いまだわかってい ないこと、解決すべき課題は何か」。最後の「解決すべき課題」(すなわち、【研 究課題の核心をなす学術的「問い」】は特に重要である(case26参照).な する見出しは申請書の説明欄に書かれている項目そのままでなくてかまわな い.申請書がわかりやすくなるように項目を設ければよい(申請者のギモン 21参照)。例えば、「この研究についてのこれまでの研究経過」「この研究につ いて申請者はどのような研究を行ってきたか」「何が未解明な問題か?何を明 らかにすべきか?」などでよいのである. 例文は『研究の背景」『応募者のこれまでの研究』『研究課題の核心をなす学 術的「問い」」を見出しとして加えるとよい。