110case 24 アドバイス 「仮説」や「政策提言」を使うときは慎重に、ふさ わしくない例に「仮説」という用語を用いた 目的を研究の最終目標と混同したりしない 添削例 例文1 (概要) 特別養護老人ホームの入居待ち問題の解消において、潜在的な介護福祉士の活用は主たる手段のひ とつとなり、各行政において再就職等のための研修を中心とした活用推進事業が進められている。短 期的オ に関るとは?しては有効な手段であろうが、潜在介護福祉士の活用の課題には、女性の生発達 国を含んでいる。本研究は、潜在介護福祉上活用の課題から浮かび上がる、介護 祉上という職業のあり方を、女性の生進発達をテーマに捉えなおすことを目的とする。発達心理学(介 護臨床及び生発達心理学)、社会学、教育学の立場から多負的・学際的検討を行い、 仮説生成を行 う。さらにこの仮説を今後の女性の生泥発達研究の端緒とし、さらに中長期的な潜在介護福 の課題、介護福祉土養成の課題、現職の介護福祉上支援への提言を目的とする。 具体的内容がわからない ~的は不要なことが多い 例文2 (概要) 本研究では、取締役の責任軽減制度に対する損害賠償責任に関する日本の会社法について、その元 となっている米国の会社法との比較研究を行うことによって、同制度が具体的にどのような場面に 応できるのかについて考察する。 会社法には、取締役の会社に対する損害賠償責任の一部を軽減できる制度がある(会社法 4 427条、以下「責任軽減制度」)。しかし日本においては、責任軽減制度の利用が普及しておら 同制度が実際にどのような場面に適応できるかについても明らかではない。 本研究によって、日本の責任軽減制度の問題点を明らかにし、望ましい会社法の制度の在り方につ いて政策提言することを最終的な目的とする。 科研費の「目的」には大げさすぎる! 「展開」にしては? なぜよくないのか? 例文1は、言い方は悪いが、耳ざわりのよい言葉は多いが具体的な内容は乏