086 case 18 アドバイス 「目的」「背景」はそれぞれ1つにまとめてロジッ クを明確にしよう。「目的」の片方を「背景」に き換えるのも1つの方法 添削例 例文1 「目的」が2つに分断されている。 1つにまとめる目的① (概要) 本研究の目的は、学校給食を扱った教員養成段階における授業=教育実習→初任者研修の一 一連のフ ログラムを開発することである。 食育の生きた教材とも言われる学校給食ではあるが、 供すればよいと誤解している教師もいる。教員予備軍や初任者に必要な指導を行わなく 背景 の 充実と継続は難しい。教員養成段階において学校給食を扱った授業を提供している大学に ほりでのる。 給食を扱った授業については横討済みであり、今回は、教育美習及び初任者研修における給食指導の 実態把握に努めるととともに、収集した事例を参考に給食指導に必要な力量形成を図る教員養成段階 から初任者研修に至る一連のプログラムを開発する。 目的② 例文2 (概要) 本研究の目的は、歯科心身症に対する薬物療法が有効かどうかの評価を行う。また、発症の原因や 患者の分類を行うことによって、適切な診断を行えるようにする。 歯科心身症は他覚的異常所見に乏しく、精神的な異常も認められないにもかかわらず、痛みや異常 感を訴える疾患である。 本研究では歯科心身症患者を痛み、異常感の症状ごとに分け、どの症状に対 してどのような薬物療法がより有効であるか、用量反応性に関する検討を行う。また、なぜ歯科心身 症となるのか、発症の契機や症状を増悪させる原因の解析を行い、患者を分類する。 さらに薬物療法 を行 が?同じような「目的」が2カ所に書かれている。まとめたい OL向上につな 例文3 背景① • 目的 展開① (概要) 染繊品は職人が作り上げる日常品であり、商品として流通しているため、制作年代や制作地の特定 が難しい。 本研究は、2世紀から12世紀に発掘された古代中国・都色の染織品と同地域から出土した 殿・周の更紗を調査し、制作年・制作地の特定を行なう基礎研究である。 この研究から、人から人 地域へと広がる染織品の文様・技法が時代と共に変容する過程を読み解く。先行研究では都色の 品、股・間の更紗それぞれ個別に研究されていたが、河南省郷州市で発掘された殿・の更紗を 都色と服 背景② きを研究するものはない。本成果は美術史、歴史学、経済史なと 展開② できる。 「背景」「展開」が分断されている。「背景①と②」、「展開①と②」は まとめる