case 13 .067 どのように改良すればよいか? あまりポピュラーでないキーワードならば、その意味をキーワードが出てく る段落の最初に文章で定義しておくのがよい。キーワードの要点を簡潔に説明 する。できれば一文で説明する。キーワードの説明が長くなるのは避けた方が よい。最初にキーワードの意味が定義されていると、読む側は(ある程度の) 心構え(メンタルモデル)ができた状態で読み進めるので理解しやすい。 申請書に使うキーワードの説明が必要かどうかの判断はキーワードに関する 研究の頻度で判断すればいいが、判断に迷うときには定義しておけばよい。そ の方が審査委員にも親切だ。 例文1および例文2では、それぞれ中心となるキーワード「ニューロメジン U』と「リフレクション」について、まず簡単な解説を書いて、その後の背景 の説明につなげていく. 改善例 例文1 ニューロメジンU(NMU)はオーファン受容体FM3の内因性リガンドであり、摂食事制作用お ストレス反応を調節する神経ペプチドである。われわれはNMUが視交叉上核に存在し、生体のサー カディアンリズムに関与することを見出した。しかし、NMUによるサーカディアンリズムの 変化や、時計遺伝子の発現への影響などの詳しい解析はなされておらず、その生理機能はま 明らかではない。 例文2 キーワードの定義を簡潔に加える リフレクションとは、自己と繰り返し対面して葛藤や気づきを経ながら意識的に自己の意識の変容 に向かうことである。リフレクションは、中教審答中でも「省察」という言葉で 質・能力の育成に不可欠なことが指摘されている。しかし、教師自身の自己探求を支えるリフレクシ ョンへの志向性形成をどのように育てればよいのかは、まだ十分に研究されていない。