case 10 .055 どのように改良すればよいか? 指示代名詞は何を指すのか、諦句がどこにかかるのか、あいまいにとられな いように文章を工夫する。特に指示代名詞を使うときには、それが何を指して いるのか明確にわかるようにしなければ審査委員に意図が正しくは伝わらな い。細部をおろそかにしない! 例文1の『これら』は『心臓の筋肉量・ミトコンドリアDNA・心筋由来の 転写因子の3つの動態』であり、「その」は「どのように関連しているのか」 ある、この2カ所は指示代名詞を使わない方がよい。 例文2の指示代名詞は、くどいようでももとの名詞を書いておく方がよい。 改善例 例文1 どの言葉にかかっているか明確にする 心臓の筋肉量とミトコンドリアDNA数が相関すること、また、心筋由来の転写因子(これは細胞 ゲノムにコードされている)の発現量とミトコンドリアDNA数が相関することから、心臓の筋肉量 ミトコンドリアDNA・心筋由来の転写因子の3つの動態の関連が示唆されているが、どのように関 ているのかの詳細はあまり解析されていない。 くどくても「関連」をくり返す 例文2 もとの名詞にする 4Qが閾値を超える加速を行うと、流れが再層流化することが知られており、加速時間が長 いほど、流体抵抗の低減効果も高くなる傾向が確認できる。しかし、もっとも高い低減効果を確認し た条件では、何故か加速時間がそれほどまで長くない。さらに、最も高い低減効果はその他の おける低減率を大幅に上回っているが、原因は明らかではなく、圧力勾配4Qのみで再層流化の条 が決定されるわけではないことが分かる。 不必要な「その」は使わない