case09.051 どのように改良すればよいか? 「他の因子』や「指標となる因子』について、これが何を指すのか具体的な 例をあげて示す。例えば「他の因子」であれば「炎症性サイトカインなどの大 子』『炎症性サイトカイン」、「指標となる因子』であれば「痛みの頻度』「 れの強さ」など、そうすると因子がある程度限定されて、読む側にも対象が はっきりとする。また具体的な研究の応用や展開、例えば何に役立つのかを しっかりと書く。 例文3の場合、「人の心を豊かにする」の言い換えとして、「それぞれの人に 応じたさまざまなオーダーメイドの製品』という説明もあるだろうし、『誰も が使いやすいユニバーサルデザインの製品」という説明もあるだろう.こうし た具体化の方向性の違いによって申請書のオリジナリティができていく。 改善例 例文1 具体例をあげる 申請者らの結果は、末梢血中の背芽細胞系細胞が炎症性サイトカインにより活性化されることで、 象牙質上に石灰化組織が形成されたことが予想される。しかし末梢血中の骨芽細胞系細胞が炎 イトカインなどの因子により活性化され、石灰化組織の形成がさらに増大するという現象に べた報告はない。 なお、「調べた報告はない」の主語は「骨芽細胞系細胞」なのか、「石灰化組 織の形成」なのかわからない、という問題もあった。並列した文章で主部が変 わるのは文章の流れを妨げ、文章をわかりにくくする。並列した文章で が同じになるように注意するか、あるいは文章を2つに分ける(例文1は文章 を2つに分けている). 例文2 そのため、痛みや異常感を呈するそれぞれの症例に対する薬物療法の解析を行うことで、処 の指標となる因子(痛みの頻度やしびれの強さなど)の同定を試みる。 具体例をあげる