case 05 .035 と、審査委員は「研究目的」が何かわからなくなって戸惑ってしまう。 【概要】と【本文】に書かれた|研究目的」が異なったものになっている原因は、 【概要】と【本文】を別々に書いているためであることが多い。【概要】を【本文】の要 約として仕上げていくと、「研究目的」は同じになるはずだ(もちろん同じ内 容だとはっきりわかるなら表現は少し異なってもかまわない).審査委員は、 その日そのときにはじめてその申請書を読む.そのため“研究目的 と【概要】でも【本文】でも同じだとはっきりわかるように書いて、印象づけるこ とが大切だ。 例文1は文系の方の例。「事例を分析』することと「住民主体の地域づくり』 の順番が、【概要】と【本文】とでは逆になっていて同じ内容なのに異なるものに 思えてしまう. 例文2は医学系の方の例.【概要】では『分子学的特徴を明らかにする」と同 時に『腫瘍増殖メカニズムを解明する」と2つの「目的」になっているが、【本 文】では「腫瘍増殖メカニズムを明らかにする」だけである。 どのように改良すればよいか? 【概要】と【本文】の「研究目的」はほぼ同じ文章・表現にしてはっきりと同じ 内容だとわかるようにすること、もちろん完全に同じ文章でもよい。「研究日 的」は2~3行以内で簡潔にまとめる。【概要】にはスペースがないが、【本文】 は「研究目的」にプラスして、どうやって「研究目的」を実現するのか、「研 究方法」の進め方などの補足情報を加えればよい。 例文1では【概要】に書かれた文章を活かして書き直す.「事例を分析』し 『住民主体の地域づくり」を行うという順番にする。【概要】でも【本文】でも同じ 文章でよい。 例文2で中心となる「研究目的」は『硫黄代謝細菌群による腫瘍細胞の増殖 メカニズムを解明すること」なので、これをしっかりと示す。他に必要なこと は補足情報として【本文】の【研究目的】に書き加える。