--- title: "CASE 72: 強調スタイルがいくつもありどこが重要かわからない" book: 科研費申請書の赤ペン添削ハンドブック 第3版 chapter: 第12章 その他(研究経費や図など) case_number: 72 pages: 307-308 images: page_0307.png ~ page_0308.png advice: "強調スタイルは1種類にしよう" tags: ["レイアウト", "アピールする"] --- # CASE 72: 強調スタイルがいくつもありどこが重要かわからない ## アドバイス 強調スタイルは1種類にしよう ## どこがよくないか > そこで**可視光や近赤外光を利用した拡散光スペクトロスコピーによる生体機能イメージング**に注目した。この装置は極めて**低侵襲**であり、**ベッドサイドで何度でも測定ができる**というメリットがある。米国では既に DOS装置を用いた術前化学療法の早期治療効果予測の実行可能性について検証する多施設臨床試験が進行中であり、国際的にも注目されている。 > 日本ではこの研究分野はほとんど認知されておらず、研究の推進が急務である。 (※原文では太字、太字下線、網掛け付きの太字下線の3種類の強調スタイルが混在している) ## 添削例 > そこで**可視光や近赤外光を利用した拡散光スペクトロスコピーによる生体機能イメージング**に注目した。この装置は極めて**低侵襲**であり、**ベッドサイドで何度でも測定ができる**というメリットがある。米国では既に DOS装置を用いた術前化学療法の早期治療効果予測の実行可能性について検証する多施設臨床試験が進行中であり、国際的にも注目されている。 > 日本ではこの研究分野はほとんど認知されておらず、研究の推進が急務である。 **指摘された問題点:** 1. 3種類の強調スタイル(太字、太字下線、網掛け付きの太字下線)が混在している。強調のスタイルはどれか1種類にする ## なにがよくないのか? 強調スタイルが混在している。例文のなかに、太字、太字下線、網掛け付きの太字下線と3種類の強調スタイルがある。しかしこれら3種類の強調スタイルには、それぞれに異なった意味があるのだろうか?私がこれまでにチェックした複数の強調スタイルを使っている申請書で、それぞれが意図している意味の違いが理解できるものはなかった。 ## どのように改良すればよいのか? 複数種類の強調スタイルがあっても、その違いが明確でないなら意味はない。強調スタイルはどれか1つに統一する方がよい(case07参照)。 例文では太字を使うのが最も目立つと思う。さらにもっと目立たせようと思うならば、本文を明朝体にして、強調したい部分だけをゴシック太字にするとよい(case11、申請者のギモン25参照)。 ## 改善例 > そこで可視光や近赤外光を利用した**拡散光スペクトロスコピーによる生体機能イメージング**に注目した。この装置は極めて**低侵襲**であり、**ベッドサイドで何度でも測定ができる**というメリットがある。米国では既に **DOS装置**を用いた**術前化学療法の早期治療効果予測**の実行可能性について検証する多施設臨床試験が進行中であり、国際的にも注目されている。 > 日本ではこの研究分野はほとんど認知されておらず、**研究の推進が急務**である。 (※改善例では太字だけを使う)