--- title: "CASE 14: 研究のキーワードが埋もれて重要度が伝わってこない(1)" book: 科研費申請書の赤ペン添削ハンドブック 第3版 chapter: 第1章 総論 case_number: 14 pages: 69-70 images: page_0069.png ~ page_0070.png advice: "理解に役立つキーワードはなるべく冒頭で提示しよう" tags: ["推敲のヒント", "アピールする"] --- # CASE 14: 研究のキーワードが埋もれて重要度が伝わってこない(1) ## アドバイス 理解に役立つキーワードはなるべく冒頭で提示しよう ## どこがよくないか その細胞集団において、real-time PCRで骨芽細胞マーカーであるosteocalcin, ALP mRNAの発現が増加しているか解析することで骨芽細胞系細胞であるかどうかを検証する。 ## 添削例 > その細胞集団において、real-time PCRで**骨芽細胞マーカー**であるosteocalcin, ALP mRNAの発現が増加しているか解析することで骨芽細胞系細胞であるかどうかを検証する。 **指摘された問題点:** 1. 「骨芽細胞マーカー」が重要な単語であるが、文の途中に埋もれている ## なぜよくないのか? 例文の場合、「骨芽細胞マーカー」が重要だが、先に登場する「その細胞集団において」と「real-time PCRで」の方の優先順位が高いようにも読める。 申請書では、できるだけ重要な単語やキーワードを中心に文章を組み立てること。 ## どのように改良すればよいか? 重要な単語やキーワードはなるべく先に書く(case20参照)。 例文はキーワードの「骨芽細胞」を含む「骨芽細胞マーカー」を最初にもってきて、単語の順番を入れ換えて記述する。 ## 改善例 > 骨芽細胞マーカーであるosteocalcin, ALP mRNAの発現が、その細胞集団において増加しているかどうかをreal-time PCRで解析し、細胞集団が骨芽細胞系細胞であるかどうかを検証する。