レベル 1.内容(文章の論理構成・展開) 細かい点は目につきやすく、また、修正も楽なので先に手をつけてしまいがちで すが、文章の内容や構成が変わってしまえばすべての努力は水泡に帰してしまいま す。まずは、細かなところはいったん置いておいて、論理構成に穴はないか、審査 員にもっともアピールできるような展開になっているのか、いいたいことをいえて いるのか、余計なことをいっていないか、などの内容面から検討しましょう。 いずれの方法でも推敲にはそれなりに時間がかかります。推敲の過程こそが本番 なので、初稿はなるべく早めに完成させるようにしましょう。 方法 11客観的な第三者に読んでもらう 他の人に読んでもらうのはシンプルかつ効果的な方法です。とくに経験の浅い人 にとっては、経験豊富な先達からのフィードバックから得られる気づきは成長を早 めてくれるでしょう。依頼する場合には、誤字脱字など細かい点ではなく、内容が 理解できたかどうか、論理構成に無理がないか、提案する方法の実現可能性、問題 設定の妥当性を中心に教えて欲しいと伝えておきましょう。 完成間際で読んでもらってもよいのですが、細かい調整をした後で文章を書き直 したりすると色々ずれたりもしますので、意見は早めにもらっておく方が効率よく 推敲できます(p.5参照)。 方法 21寝かせてから読む 書いた直後は、本人の頭の中ではすべてのロジックがつながっているため、その 状態でいくらチェックしても、読み手が理解できるかどうかの判断はできません。 文章を書き上げたら、2~3日程度は申請書から離れて凝り固まった思考をリセッ トしましょう。そして、再び申請書を読む際には、自分の申請書ではなくライバル の申請書のつもりで極力否定的に読み、どのような視点が不十分かについて自分で 自分の書類に突っ込みを入れるようにします。この方法は、ある程度の経験がない とうまくいきません。 レベル 2.だいたいの体裁(フォントサイズ、行間、図表、 など体裁全体) 内容が決まったら、規定の書式に収めていきます。フォントサイズや行間を微調 撃してページ数びったりにし、併せて、表現や内容も調整します。 目を細めて見る 紙面が黒すぎたり、白すぎたりしませんか?漢字・かな比がおかしい可能性や 余白が多すぎる・少なすぎる可能性があります。審査員が頑張って読もうと集中し 第 4 4.2 節 推 敲 213