下線、枠囲み、色変え 下線による強調例もよく見かけますが、単独ではあまり目立ちません。太字と組 み合わせるパターンもよく見ますが、そうすると紙面がうるさくなってしまい、使 い所が難しい方法です。組み合わせるのであれば、太すぎないゴシック体+下線ぐ らいがちょうどよいのではないでしょうか。 他に、枠囲み」も時々見かけますが、この方法も文字と枠が近く、読みづらい ため使いどころはかなり限られているでしょう。 また、科研費や学振は基本的にはグレースケールで審査されるので、文字色の変 更による強調をしても、グレースケールで印刷されてしまって色が薄く読みにくく なり、かえって目立たないことがあります。 1ページあたりの数を少なくする 「過ぎたるは及ばざるが如し」という言葉があるように、多すぎる強調はどこに 注目してよいのかわからなくなり効果が薄れていまいますし、黙読の流れが止まる ので審査員にとってもストレスがたまります。 強調とは稀であるからこそ目立ち、価値があることを考えると、1ページあたり 数か所までにとどめておくようにしましょう。 太字強調が強すぎると思ったら 本書では太字(ゴシック体)による強調をおすすめしていますが、強調したとこ ろが逆に目立ちすぎてしまって気になる場合があります。大抵は強調の使いすぎな ので、強調する文字数を減らす、1ページあたりの強調する箇所を減らすなどが有 効です。 それでも改善しない場合は強調色を黒ではなく濃いグレーにするという手があり ます。 図3.16のように、濃いグレーだと気にならない程度にソフトな印象にすることが 可能です。Wordの初期設定だと「黒、テキスト1、白+基本色 15%」か「黒、テ キスト1、白+基本色5%」あたりがよさそうです。それより薄くするとさすがに 黒に見えず灰色感が出すきてしまいます。 190