NG 本研究により、〇〇〇に向けた基盤構築のための重要な基礎データの一 部を得ることができる可能性が示された。 OK 本研究により〇〇〇を明らかにした。これにより、〇〇〇に向けた基盤 の構築につながる。 「本当に『明らかにした」と言い切っていいんだろうか」とか「本研究だけでは 必ずしもそうはいえないじゃないだろうか」と考え出すと何も書けなくなってしま いますし、これについてもっともよく知っているはずの申請者自身がそういった態 度を示していては、審査員も高く評価することできません。 審査員としては、多少のことには目をつぶってでも言い切ってくれた方が、評価 のしょうがあります。ただし何でもかんでも言い切ればよいわけでもなく、明らか に根拠不足であったり、それを通り越して嘘であったりと思われれば、今度は一転 して評価が辛くなるので、押し引きのバランスは見極めてください。「嘘ではない 範囲で強気」が基本的なスタンスです。 また、言い切らないこと以外でも回りくどい表現は見られます。たとえば、以下 のような表現はよく見かけます。 3.4 節 NG 以上が、本研究の(目的/独自性/着想の経緯]である。 NG 0〇〇の理由は、〇〇〇だからである。 NG 驚くべきことに(驚いているのは申請者だけであることが大半) 無駄にへりくだらないこと、大げさでないこと NG 0〇〇研究室で〇〇〇の研究をさせていただいている。 NG 共同研究者である〇〇〇教授の御協力のもと、〇〇〇における〇〇〇を 検証する。 研究環境の説明などで、時々このように書く人がいます。申請書には普通に「〇 〇〇の研究を行っている」と書けば十分です。また、2番目の文についても、実際 に誰かに話す時などであれば「御協力」でもよいかもしれませんが、ここは、「〇 〇〇教授と共同で〇〇〇における〇〇〇を研究する」や「〇〇〇における〇〇〇に ついて〇〇〇教授と共同研究を行う」と書いて十分です。 申請書において敬語を使う心理はわからなくもないですが、読んでいてくどい表 177