シンプルな内容・表現にする シンプルな内容とは 短い申請書の中で理解してもらうためには、出てくる要素の数を減らし(因子名 や要素、人名など)、話をなるべくシンプルにする必要があります。シンプルすぎ て専門性が理解しづらいという批判も最近になって聞くようにはなってきたものの、 シンプルすぎて何がすごいのかを理解できないことよりも、複雑すぎて何がなんだ かわからないことの方が圧倒的に多いです。 もし、どの程度の背景説明をしなければいけないのかに迷ったら、まずは審査員 の把握からはじめましょう。科研費の場合には、2年間の任期終了後に審査員名簿 が公開されています。 現在の審査員を予想するのは厳しいでしょうが、過去の審査員が具体的にわかれ ばどれくらいの背景知識を持っているのかはだいたい推察できるでしょう。 - POINT デルブリュックの教えふたたび 専門用語はわかりやすく説明しなければなりません。常に以下のことを考える べきです。 ■ その専門用語はもっとわかりやすい別の言葉で表現できないだろうか? ■ 1回しか登場しない専門用語(号表記)を使う必要性はあるのだろう か? ■ 略号にしてもあまり短くならない単語を略表記する必要性はあるのか、 わかりにくくなるだけではないか? ■ 専門用語をもち出さなければいけないほど、複雑な概念を説明する必要が あるのだろうか? ■ 嘘にならない範囲で内容を大胆にデフォルメした方が伝わるのではないだ ろうか? 3.3 節 シンプルな表現とは NG なぜ申請者がこの研究室を志望したのかの理由を以下に述べる。 NG 本研究の独自性としては、・・・ NG なぜだろうか?それは…・・ のように、冒頭に余計な言葉がついている文章をよく見かけます。この場合だと、 2 https://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/14_kouho/ 175