も活用が可能である。 (9-3) 未来の状況|社会に対するメリット 社会からの要請を解決するタイプの研究は、研究の意義を書きやすく社会に対す るメリットを強調できます。社会に対するメリットは比較的遠い将来の話になりが ちなので、漠然と書くのではなく、ある程度以上の具体性をもって書くとよいで しょう。 OK 本研究が対象とする〇〇〇を標的とした治療法の確立は他の〇〇〇へも 応用可能であり、将来的に〇〇〇を見据えた〇〇〇につながることが期 待できる。 OK また、〇〇〇や〇〇〇阻害薬の創薬につながると期待される。また、 〇〇〇を〇〇〇させる〇〇〇療法や〇〇〇開発への応用展開も視野に入 れた研究の橋頭保となりうる。 0K 〇〇〇や〇〇〇は世界的に使用されている〇〇〇であり、これらの〇〇〇 の〇〇〇メカニズムが明らかになれば、〇〇〇だけでなく〇〇〇におい ても大きなインパクトがある。 書きすぎない・遠すぎない・微妙すぎない 創造性は、将来展望のことですが、論文の考察で書く展望とは異なります。申請 書を書いている時点では、まだ結果が出ていないことに対して「こんな結果が出た ら(仮定 1)、こうなるだろう(仮定 2)」と仮定の上に仮定を重ねている状態です。 そのため、どんなことでも書こうと思えば書けますので、展望について熱く長々と 語っても、大したプラス評価にはなりません。研究が直接的にもたらす良い効果と、 5年程度先の効果を分けて書くとよいでしょう。 NG 本研究が完成すれば人類から食料問題は完全に無くなる。 NG 本研究により、50億年後に太陽に飲み込まれる運命にある地球を救える。 NG 本研究によりがんを完全に撲滅することができる。 ここでは、この研究が大きな成果につながりうることを示せれば十分です。自分 の研究テーマの価値について、立ち止まってよく考えてみるだけでなく、第三者に 意見を聞くなどもして、研究の価値の本質を見誤らないようにする必要があります。 あまり長く書いても、貴重なスペースを消費するだけでよいことはありません。 1段落程度6~8行程度でさっと書いて、書きすぎないようにしましょう。 124