けません。科研費申請書でいうところの「どこまで」に当たります。たとえば NG 0〇〇を材料に、遺伝子発現解析を行う。 NG 0〇〇を対象としたアンケート調査を行う。 といった計画が書かれてあっても、審査員は遺伝子発現解析やアンケートを実施し た結果どうだったらこの研究は成功で(予想通りで)、どうだったらダメだ(うま くいっていない)と判断するのかがわからず、解析することやアンケートを取るこ とそれ自体が目的のようにも読めてしまいます。 OK 〇〇〇を材料に遺伝子発現解析を行い、〇〇〇の条件で〇〇〇よりも有 意に発現が上昇する転写因子を同定する。 OK 〇〇〇を対象としたアンケート解析を行い、〇〇〇に対する意識変化が 見られるかどうかを確認する。 のように、何かをした結果、どうだったら成功と考えるのか?を明示する必要が あります。分野外の審査員は基本的にはあなたの研究のことはわからず、審査にお いて審査員が評価できることは限られています。 ■ この研究内容は価値があるか(研究の方向性) ■ この研究で得られるであろう成果は十分にインパクトをもたらすか(ゴール の位置) ■ どうやってゴールに到達するか(アイデア) の3点については判断できますが、具体的にどんな手順で実験をするかについては、 「専門家である申請者が適切にするのでしょう」くらいしか判断できません。その ため、こうなればこの研究は成功で(ゴールに到達したと判断する)、こうなれば 失敗だ(ゴールに到達できない)、という具体的なゴール位置を申請者自身で設定 する必要があります。 (8-5) 研究計画|うまくいかない場合はどうするつもりか、予備データ 申請書の評価は2つの意味で難しい作業です。 ■ 分野や内容がまったく異なるものに優劣をつける必要がある よく知らない分野における研究計画の実現可能性を評価する必要がある 2.2 節 申 A B D E F G K L M N 107