NG がんの撲滅を目的とする。 たかだか数年の研究で「がんの撲滅」が実現できる見込みが本当にあるのであれば、 そう書いても構いませんが、現実的ではありません。 NG 社会福祉のあり方について理解を深めることを目的とする。 NG 本研究では〇〇〇の詳細な役割を明らかにすることを目的とする。 どうなれば「理解が深まった」といえるのか、「詳細な役割を明らかにできた」と いえるのかが明示されておらず、審査員にはわかりません。こうした目的を書く場 合、申請者自身も研究のゴールがよくわかっていないことがほとんどです。具体的 に何を示せばどんな結論を出せるのか、を明確にしたうえで、なるべく具体的な研 究目的を書くようにします。また、 NG 本研究では、〇〇〇を実施することを目的とする。 NG 本研究は〇〇〇を再検討することを目的とする。 のように、具体的に何をどうするのかわからないような目的を書いてはいけません。 この書き方だと実施しさえすれば結果がどうあれ、この研究は成功したことになっ てしまいます。大事なのは〇〇〇を実施した結果、何かを明らかにすることだった はずであり、手段と目的が逆転してしまっています(手段の目的化)。 (7-3) 研究目的|本研究で何を明らかにするのか(サブ目的) また、本研究のメインの目的以外に、サブ目的を書いておくのも良いアイデアで す。仮にメインの目的が達成できなくても、別の目的を立てていればバックアップ になりますし、基礎と臨床や、学術的視点と社会実装など、1つの対象を異なる視 点で見ることで研究計画に深みを与えることができます。 サブ目的はメインと同じ重みづけでも構いませんし、もう少し軽くして「うまく いくなら狙ってみる」くらいの感じでも構いません。 メイン目的 〇〇〇の解明を目的とする。 96