■ 「この方向性で研究を進めたとしても、少なくとも大間違いではなさそうだ」 と主張できる根拠はあるのか こうした審査員の疑問に対して、事前に申請者側で答えを用意しておくと親切です。 答え方の代表的なパターンは次の3つです。 ある程度の成功が見えており、後はするだけ、というパターン 予備データを示すことによって、少なくとも大きくコケることはなさそうだ、こ の方向性で間違いなさそうだと主張することが可能になります。ただし、あまりに も手堅い計画しか書かないと、達成できたとしても不十分である、となりかねませ ん。 2.2 節 申 OK 申請者はこれまでに〇〇〇を多数発見しており、本研究では、その中で もっとも〇〇〇である〇〇〇について…・・ OK 申請者はこれまでに〇〇〇を行っており、〇〇〇といった成果を挙げて きた。本研究では、これをさらに発展させ… 進捗や研究スピードにおいて他より優位である(コケるにしても、他より早くコケ て早く立ち上がれる)、というパターン 研究は必ずしもうまくいくだけではありませんが、何度もチャレンジできるので あればうまくいく可能性を高めることが可能です。同じ程度の成功可能性であるな ら早く何度も取り組める方に分があります。 OK すでに〇〇〇については完了しており、本研究では〇〇〇から研究を始 めることが….. OK 申請者の予備的な実験から、すでに〇〇〇であることが示されており、 OK 本研究で用いる方法であれば、従来の〇〇〇倍の早さで〇〇〇が可能に なり、…・ 他の論文の知見や他の領域での成果を総合的に考えるとうまくいく可能性が高そう だ、というパターン 申請者の過去の成果や他人の成果、あるいはそれらを統合することで、確定的で はないが優先して行うべきであることを主張するパターンであり、もっともよく目 にします。銅でやったことを鉄に変えて行う、といういわゆる銅鉄実験にならない ように気をつける必要があり、単に〇〇〇でうまくいっていることをAAAでも試 してみる、というのではなく、2つのものを組み合わせる、本研究領域とは離れた A B C D F G K L M N 81