ことが求められていないのであれば、あえて書く必要はありません。 「問い」は、申請書の前半部分をまとめ、研究目的につなげるための導入として の役割を持ちます。砂時計の例でいうと上半分のまとめです。まとめですので、 「きっかけ」、「少し前の状況」、「アイデア」、「現在の状況」といろいろな要素に続 ける形で「問い」を書くことができます。 きっかけに続けて書く場合 OK 0〇〇は〇〇〇において非常に重要な問題であるが、その詳細な制御メ カニズムは不明のままである。したがって、「〇〇〇において、〇〇〇は どの程度重要か?」という問いは、本研究領域の核心をなす学術的「問い」 であるにもかかわらず、まったく手つかずのままであった。 のように、これまでの研究ではある視点がごっそりと抜け落ちていて、それこそが 研究課題における問いそのものである、というような書き方になります。 アイデアに続けて書く場合 OK こうしたことから、〇〇〇は〇〇〇であると考えられた。したがって、 本研究領域の核心をなす学術的「問い」は「〇〇〇において、〇〇〇は どのような役割を果たしているのか?」であり、これを示すために以下 の研究を計画した。 OK 0〇〇は〇〇〇であると考えられた。こうしたことから、〇〇〇を〇〇〇 することで、「〇〇〇はどのように〇〇〇しているか」という本質的な問 いに答えることができると考えられた。 のように、あるアイデアから導かれる疑問に答えることや、あるアイデアを用いる ことによって、研究課題における問いに答えを出せる、というような書き方になり ます。こうした場合に、 NG 000であると考えられる。こうしたことから、申請者は、手袋をする ことで寒さを防げると考えた。そこで本研究の「問い」として、「手袋を することで寒さを防げるか?」を設定する。 のように、「問い」がアイデアの繰り返しにならないように気をつける必要があり ます。文章表現の工夫でどうにかするのではなく、アイデアを利用して一歩先に進 むイメージで、アイデアと「問い」がまったく同じものにはならないような工夫が 必要です。 70