(4-3) きっかけ|未解決・未実施であった理由 問題解決型 この問題は未解決か Yes この問題は重要か Yes 解決案を持っているか Yes 研究する価値がある 解決済みの問題を No、蒸し返してとうする 他にもっと重要な No、問題があるだろう 解決できそうもない No.なら持ってくるな 価値創造型 これは未実施か Yes これは価値があるか _Yes 実現できそうか -Yes 研究する価値がある 図2.9 解決できそうな問題だけが研究対象の候補になる No.やってどうする 同じことをもう一度 No. 他にもっと重要な ことがあるだろう 実現できそうもない No,なら持ってくるな 研究テーマの選び方でも説明したように、扱うべき課題は、未解決・未実施かつ 重要なものに限られています。しかし、たとえこの基準を満たしていたとしても解 決のための糸口がないのであれば、研究しようがありません。たとえば、 NG 光の速さを超えて移動することはできないため、宇宙の果てについては 不明であった。 NG 無から生命を作り上げることは未だ成功しておらず、成功すれば基礎科 学だけでなく、医学や哲学を含めさまざまな分野に大きなインパクトを もたらす。 と書いてしまうと、話の流れ上、研究計画では光の速さを超えて移動する方法や、 無から生命を作る方法を書く必要が出てきてしまいます。これらの課題が重要であ り魅力的であることには疑う余地はありませんが、解決・実現する方法がないので あれば、絵に描いた餅です。 これを防ぐためには、課題が未解決・未実施のまま放置されている理由について 申請者なりの答えを用意しておく必要があります。 OK これまで〇〇〇を直接観察する方法がなかったために、〇〇〇は不明の ままであった。 この例では、〇〇〇を直接観察する方法がなかったからうまくいっていないのだ、 という申請者なりの解釈があります。裏を返せば、〇〇〇を直接観察することが問 題解決の糸口になると考えており、「そこで本研究では、〇〇〇を直接観察 66