第2章 何を・どこに書くか 2.1一節 申請書の原則 #科研費のコツ11伝えてからがスタートライン #料研費のコツ12理解してもらううえで必須の情報は何かを考える #料研費のコツ13 申請書は論文とは違うのです #科研費のコツ14科学的な文章であっても、まとまった「お話」です #科研費のコツ15申請書にはストーリーが必要だ #科研費のコツ 16 デルブリュックの教えを思い出そう 申請書が採択に至るまでには多くの関門があります。本書を手にしているという ことは、最初の関門である「申請書の提出」についてはモチベーション十分と考え てよいでしょう。しかし、申請者を提出した後にも、「申請書を読んでもらう」「申 請者が伝えたいことを審査員に正しく伝え、内容を理解してもらう」といった関門 があり、それらを通過して初めて「申請書の価値を認めてもらう」という最終関門 にたどりつけます。 たとえどんなに素晴らしい研究であっても、審査員に伝わらなければ書いていな いのと同じです。申請書の審査は相対的なものですから、最終段階で他との兼ね合 いで不採択になるのはしょうがないとしても、何がどこに書いてあるのかわからな い、読んでもわからない、といった理由での不採択はもったいないです。 このステップで不採択になるなら、納得できるが 他の理由で不採択なるのはもったいない! 申請書を 提出した 申請書を 読む 申請書を 理解する 申請書を 評価する 着いていない 出していない 読む気に ならない ↓ 読んだが 理解できない 採択 価値が 見出せない 図2.1 不採択 申請書の評価には複数の関門が存在する 34