研究課題名の構成 研究課題名はこれら「どうやってするのか」「何をするのか」「どこを か」の3つの組み合わせです。ここでは、KAKEN (https://kaken.nii.ac.jp/)で 開されているデータをもとに、経験豊富な研究者がつけたであろう基盤Aの研究 課題名の特徴を見ていきましょう。 比較的最近に採択された基盤Aの中から約 500課題を無作為に抽出し、課題名 にどのようなパターンがあるのかを解析しました。 オールラウンダーを目指す「方法&目的&展望」型(全体の約2%) 「この研究で何をするのかも、その先に何があるのかも、どうやってやるのかも、 全部盛り込んだよ。どうしても長くなってしまうけどしょうがないよね」というパ ターン。 作物栽培技術学習のための多元センシングに基づく作物栽培知識マップの形成 頭蓋内脳波を用いたの下の脳機能解明とブレインマシンインターフェース 分子性強誘電体のイノベーション:柔粘性結晶を利用した高性能焦竜・圧電 材料の開発 骨一疾患連関を基盤に骨折予防を健康寿命延伸に繋げる大規模コホートの長 期追跡 コイ目魚類の大系統解明:ミトコンドリアゲノム分析による国際的イニシア チブの確立 字数制限のある中で全部を盛り込むのは難しく、このタイプの課題名は多くあり ません。課題名だけで何をやるのかがだいたいわかる点は優れていますが、どうし ても長くなりがちなので研究のキーワードによっては収まらない場合もありそうで す。 スタンダードな「方法&目的」型(全体の約27.5%) 「現実的な目的とそれを達成する方法を示さないと始まらないよね。これができ たらどういう未来が待っているか、については本文を読んでね」というパターン。 流動性足場・曲面足場設計に基づくオルガノイドの精密誘導技術の開発 雇用保障と社会保障の認知と選好:パネル化認知・コンジョイント実験分析 植物ポリマーを利用した多機能バイオ化成品製造エコリファイナリーシステ ムの開発 TDP-43 病理形成・分解機序に着目した筋萎縮性側索硬化症の分子病態解明 1.6 27