②どの程度解けるか 「理解した」「新たな価値を提示できた」というためには、問題の解決や価値創造 を一定水準以上で行う必要があります。しかし、簡単ではないからこそ、未だに解 決されずに残されたままなのです。最先端の手法、あなた独自のアイデアや工夫な どを通じて、他の人にはできないが、自分ならギリギリできることを狙う必要があ ります。これは申請書における「独自性・独創性」や「着想の経緯」に該当します。 NG 宇宙の果てを明らかにする NG ワープ装置を開発する 現時点で研究テーマを実現するためのヒントや独自技術、アイデアを持っていな いのであれば、そのテーマは選択肢には入りません。どんなにすごい研究テーマで あっても、実現できないならば「絵に描いた餅」です。 ③どれだけ多様性を持つか 女性限定・外国人限定・年齢制限・融合研究推進などにも見られるように、研究 者は同質を嫌い、多様性を確保しようとします。その他大勢とは異なる独自の技 術・アイデア・アプローチから問題に取り組めば、多様性の確保につながるとして 評価されるでしょう。 流行りの分野で、既存の手法、使い古されたアイデアで漫然と研究していると、 一握りの勝者と大多数の敗者が生まれるだけです。なるべく他と被らず、自分の強 みを活かした尖った研究をする必要があります。 1.3 節 NG シェークスピアの研究 NG がんの研究 申請者ならではの新たな視点や強みがとくにないのであれば、これまでにさんざ ん研究されてきた内容をさらに掘り下げ、わずかばかりの進捗を得たとしても大し たインパクトにはつながりません。可能であるならば、自分が他の人よりも有利に 戦えるフィールドを選択する必要があります。 ④ 問題をどの程度すばやく解けるか 仮に問題を完璧に解けたとしても、期間内に達成できないのであれば研究の価値 は大幅に下がってしまいます。予備データがある、研究の方向性は正しそうである、 15