せる頻度をもっと減らしたり、セルフチェックだけでも十分になったりしますが、 書き慣れていないうちは申請書の方向性が合っているかを逐一確認しながら書き進 めるようにすると、結果的にお互いの時間効率がよくなります。くれぐれも、自分 を過大評価して「1週間後に100点のものを見せてびっくりさせてやろう」とは考 えないでください。 「そんなに上司の時間を取ってしまうなんて…・」と思うかもしれませんが、申請 書が採択されることは上司にとっても重要であり、そのために時間を使うことは上 司の仕事です。締め切りギリギリまで手元に申請書を抱え込み、直前にいちおう見 せはしたものの、全然ダメで、結局時間切れで中途半端な申請書を提出することの 方が最悪です。これでは、お互いの時間をドブに捨てるようなものです。 20点くらいの申請書とは ■ それぞれの項目についてどんな内容を書くのか ■ どこに問題意識があり、どういった研究をして何を明らかにするつもりなのか ■ どんな図を載せるつもりか を一通り埋めきったのが20点くらいの申請書です。研究遂行能力や人権の保護な ど、お決まりのところについては、早い段階で書き終えておくとなおよいでしょう。 こうすることで、この20点の申請書をたたき台として、あなたと上司は具体的な イメージを共有しながら、改善案について議論できます。 1.2 個人で応募可能な研究費の種目、 研究期間、申請資格 研究費には科研費や学振以外にもさまざまな種類があり、次の表1.1にあるよ うな研究費は比較的長い間続けられているプログラムです。一方で、2、3回だけ 募集があって、そのままなくなってしまうプログラムも多く、どのような募集があ るのか普段からアンテナを張っておくことが重要です。新設された研究費の場合、 初年度は、重複制限や認知度の関係から倍率が低くなりがちです。採択の可能性が 高まる絶好のチャンスです。 e-Rad や各省庁のウェブサイト、助成金のボータルサイト、各大学の公募中の助 成金リストから探すことで、ほとんどの場合は事足ります。各大学が独自に作成し ている公募中・公募予定の助成金リストは内部関係者のみに公開されている場合が ほとんどですが、一部の大学では外部からでもアクセスできるので、見てみてもよ いかもしれません。ほかには、SNSでの話題から探したり、同年代あるいは少し