要素と項目 本書では、申請書で書くべき「11の要素」と、申請書で頻出する代表的な「15 の項目(A~0)」を設定しています。実用性を考えて項目ごとに説明します。要 素と項目の対応関係についてはp.38(図2.2)を、項目がどの要素に対応するのか 迷ったら何どこ早見表(p.46、表2.2)を見てください。 〇〇〇に迷ったらこう書こう、〇〇〇に迷ったらこう考えよう 第2章2.2節のA~0では、書くべき内容について科研費の「具体例」と、含 まれる要素を「一般化した例」を示しています。具体例の内容に科学的妥当性や正 確性はなく、あくまでも何をどこに書くかを示すための例文です。 「具体例」の文章には、令和4年度の申請書を例として、どこにどれくらいの分 量を書くのかがひと目でわかるように、該当する箇所をハイライトしています。絶 対にそうであるべき、ということはありませんが、1つの目安として参考になるか と思います。代表的な申請書として基盤(C)、挑戦的研究(萌芽)、学振PDを取 り上げています。右下の数字はダウンロードしたWord版の申請書におけるページ 番号です。 #科研費のコツ 各節の冒頭には 〔(#料研費のコツ 01研究の価値=重要性解決レベル多様性速さ)のよ うに、関連するコツの見出しを紹介しています。 科研費.com の専用ページ(https://kakenhi.com/)には、購入者特典とし 本書では十分に紙面を割けなかったこれらのコツについて、より詳しい解説を掲載 しています。 「時間をかけてじっくり」は大間違い。QUICK & DIRTY はすべてに勝る これから、申請書において何を、どこに、どう書くのかを説明していきますが、 その前にどれくらいのスピードで初稿を完成させるべきかについて、お話しします。 まず、もっとも大切なこととして、申請書を書き慣れていない方や自信がない方 は、研究のことをよく知っている第三者(研究室主催者や経験豊富な同僚、共同研 究者など)に申請書を見てもらうようにしましょう。科研費.com でも添削サービ スを行っていますが、研究内容をよく知っている人に見てもらう方が確実です。こ こでは簡単のために「上司」とします。 さて、あなたの申請書が採択されれば、研究費が得られたり興味のある研究が前 に進んだりと、上司にとっても何らかのメリットがあります。仮に純粋に親切心か らチェックする場合であっても、上司からすれば、自分の時間を使った以上、あな たの申請書が採択されて欲しいと願うことは当然です。 4