対象となる読者 本書は申請書を書く技術をいまいちど見直したい人のための本ですので、主に 「研究を仕事にしたい人」や「申請書を書いた経験はあるが、自をもてない人」 に向けて書いています。 たとえば次のような人は、本書の読者として最適です。 ■ 日常の研究はある程度こなせるので、次は研究費の獲得に挑戦したいと考え ている。 ■ 独学や過去のものを真似することで、なんとなく申請書を書けるようになっ たが、申請書の書き方に精通しているとはいえず、もう少し採択率を上げた いと考えている。 また、本書では主に Microsoft Office Wordを用いて申請書を作成しますので、 基本的なWordの操作はできることを前提にしています。 本書で説明する内容と説明しない内容 本書はこの章を含めて全部で4章に分かれています。第1章から第4章で説明 する内容は以下の通りです。 第1章申請書を書く前に 第2章何を・どこに書くか 第3章申請書のデザイン 第4章申請書を書いた後に それぞれの章は実際に申請書を書く順に沿って構成しているので、はじめから順 に読んでいくことを想定しています。ただし、第3章の申請書の見栄えや明解さに 関する部分については、単体で読んでも理解できるようにしてあります。 本書の内容を理解できれば、「何を・どこに書けばいいのか」といっ 消され、自言をもって自分なりの申請書を書けるようになるはずです。 科研費や学振以外の申請書の作成にも、本書は役立つのか もちろんです!申請書での問われ方や問われる順序、分量などはそれぞれに異 なりますが、基本的な内容はどの申請書でもおおよそ共通していますので、JSTや 厚労省、民間財団といった他の申請書の作成においてもすぐに役立ちます。一方で、 結果や結論、考察を重視する論文と、これからの研究計画を重視する申請書では考 え方が異なりますので、論文執筆にそのまま応用することは難しいでしょう。 2