===== Page 128 ===== K 人権の保護 #料妍費のコツ60 人権の保護で書けることもやっぱり決まっている 「人権の保護」に迷ったらこう考えよう 具体例 本研究は〇〇〇大学倫理委員会の承認を得ており(承認番号:XXXXXXX)、関連諸法に基づい た学内の倫理規程等に則り実施する。 事前に倫理委員会で承認の得られた説明文書および同意文書を研究対象者に渡すとともに、研究 内容について口頭でも十分な説明を行い、研究対象者の自由意思による同意を文者で得る。 本研究で取り扱う試料・情報等は、個人情報保護のため、研究責任者が匿名化情報(個人情報を 含む)にしたうえで、研究・解析に使用する。個人と符号の対応表は個人情報管理責任者が保管す る。 本研究終了後において、研究で得られた研究対象者試料は、本研究に付随する継続調査・研究に 使用することを想定し、研究対象者から同意を取得した場合は破棄せず最大5年間保管する。また、 情報の保管期間について、情報を提供する施設および情報を提供される施設は、本研究終丁後、長 期保存して将来の新たな研究に使用することに同意している場合を除き、原則として研究の中止ま たは終了後少なくとも5年間、あるいは研究結果発表後3年が経過した日までの間のどちらか遅い 期日まで保存し、その後、個人情報保護に配慮し破棄される。得られた成果は個人情報保護に配慮 し、学会や論文に発表される。 本研究で実施するアンケート調査から得られた結果は、氏名などの個人情報を削除し匿名化した 後に分析を行う。アンケート協力者には、調査実施前に研究目的やアントート結果の利用方法につ いて研究者から十分に説明し、書面で同意を得た上で行う。個人情報を含む書類は必要な年限保存 したのち、専門業者に依頼し適切に処分する。 上記の調査の際には、〇〇〇大学の倫理審査規程に準じて適切に対応する。 該当しない。 以下の要素をそのまま組み合わせればよいですが、たくさん書いたからといって 採択率が上がるわけでもないので、10行弱程度でも十分です。該当しないのであ れば、「該当なし」と書くだけで十分。 128 ===== Page 129 ===== 学振 科研費|基盤(C) 科研費|挑戦的研究(萌芽) 5 7 S-42-2,4 2.2 節 申 該当する項目:人権の保護及び法令等の遵守への対応 学振PD(5ページ目)、基盤(C)(7ページ目)、挑戦的研究(芽)(5-42-2、4ページ目) 分量:0.3~1ページ程度 「該当なし」以外の場合は、必要最低限の分量は書く。 要素:(10-4)研究の適切性|人権の保護・法令等の厳守 似たような研究を行っている他の人の書き方を真似るのがもっとも手っ取り早い方法。 「人権の保護」の要素 研究計画の遂行において人権保護や法令等の遵守が必要とされる研究課題について は、関連する法令等に基づき、研究機関内外の倫理委員会等の承認を得るなど必要 な手続き・対策等を行った上で、研究計画を実施することとなります。このため、 審査の評価項目として考慮する必要はありません。 参考審査における評定基準等 とあるように、「人権の保護及び法令等の遵守への対応」は直接の評価項目ではあ りませんが、あまりにも分量が少ないと印象は良くありません。必要最低限の分量 (5~10行程度)は書くようにしましょう。同分野で採択された同僚や知人、先輩、 上司などに申請書を見せてもらい、真似するのが早いかもしれません。 (10-4)研究の適切性|人権の保護・法令等の遵守 個人情報の取り扱いに配慮する必要がある研究 協力者には、調査実施前に研究目的や結果の利用方法について、研究者から 十分に説明し、書面で同意を得たうえで行う。 参加の有無によって不利益や危険が生じないこと、匿名化を厳重に行うこと A B C D E F G H K L M N 129 ===== Page 130 ===== により個人情報が保護されること、研究のいかなる時期においても、参加の 撤回の自由を保障することを確認し、面にて同意を得たうえで実施する。 本研究において実施する調査に関し、参加者は自身の意思でいつでも調査の 中断や不参加を表明することができる。 調査の際には、〇〇〇(大学/会]の「〇〇〇(ガイドライン/規則/規 程}」に準じて対応する。 氏名などの個人情報を削除し、匿名化した後に分析を行う。 測定データはナンバリングあるいは記号化して匿名として扱い、研究に必要 な個人データを取り扱えるのは研究代表者のみとする。 ■ 解析結果の公表に際しては、個人情報の漏洩防止に配慮する。 ■ 個人情報を含む書類は必要な年限保存した後、専門業者に依頼し、適切に処 分する。 取得した個人情報または保有個人情報が記録されている媒体が不要となった 場合は、当該個人情報の復元または判読が不可能な方法により、情報の削除 または媒体の廃棄を行う。 本研究により収集したデータの外部への持ち出しは原則禁止とし、研究代表 者が所属する機関の施錠可能な場所で、パスワード保護した専用端末におい て、アクセス権を制限し管理を行う。 被験者情報は、施錠可能な書庫に保存し、電子化された情報はネットワーク 未接続でパスワードなどを用いてセキュリティーを高めたハードディスクに 保存する。研究終了後は個人情報の連結可能性については速やかに破棄する。 本研究終了後において、研究で得られた研究対象者試料は、本研究に付随す る継続調査・研究に使用することを想定し、研究対象者から同意を取得した 場合は破棄せず最大〇年間保管する。また、情報の保管期間について、情報 を提供する施設および情報を提供される施設は、本研究終了後、長期保存し て将来の新たな研究に使用することに同意している場合を除き、原則として 研究の中止または終了後少なくとも〇年間、あるいは研究結果発表後〇年が 経過した日までの間のどちらか遅い期日まで保存し、その後、個人情報保護 に配慮し破棄される。得られた成果は個人情報保護に配慮し、学会や論文に 発表される。 提供を受けた試料の使用、ヒト遺伝子解析研究 本研究は〇〇〇大学(倫理委員会/臨床試験審査委員会]の承認を得る予 定であり/得ており(令和〇年〇月〇日、承認番号:〇〇〇)}、関連諸法に 基づいた学内の〇〇〇に則り行う。 研究においての患者への負担は、患者から余剰検体を収集することで負担は 130 ===== Page 131 ===== 軽微でリスクも伴わないと考える。倫理的な配慮はなされている。 事前に「〇〇〇」で承認の得られた説明文書・同意文書を研究対象者に渡し、 研究内容について文書および口頭による十分な説明を行い、研究対象者の自 由意思による同意を文書で得る。 本研究は、ヘルシンキ言に基づく倫理的原則および人を対象とする医学系 研究に関する倫理指針に従い実施する。 本研究で取り扱う試料・情報等は、個人情報保護のため、研究責任者が匿名 化情報(個人情報を含む)にしたうえで、研究・解析に使用する。個人と符 号の対応表は個人情報管理責任者が保管する。 教育と研究のために献体されたご遺体の使用に関しては、死体解剖保存法と 献体法に基づき、〇〇〇大学の〇〇〇氏の指導・管理のもと〇〇〇大学実習 室内において使用する。 遺伝子組換え実験、動物実験など 組換え DNAを用いた実験は、所属機関の〇〇〇委員会の承認を得たうえで、 「遺伝子組換え生物等の仕様等の規制による生物の多様性の確保に関する法 律」や「研究開発などに係る第二種使用等に当たって執るべき拡散防止措置 等を定める省令」等の関連法規を遵守して実施する。 実験の過程で発生した生物汚染の可能性を持つ廃棄物は厳重に管理し、オー トクレープによって完全に死滅・不活性化させた後に廃棄する。 本実験内容はすべて所属研究機関において承認済みである(承認年月日: 0〇年〇月〇日、承認番号:〇〇〇、有効期間:~)。 本研究の関係者は、「研究機関等における動物実験等の実施に関する基本指 針(厚生労働省)」、「厚生労働省の所管する実施機関における動物実験等の 実施に関する基本指針」を遵守して本研究を実施する。 申請研究は「〇〇〇に関する法律」並びに「〇〇〇を定める省令」およ 「〇〇〇」および〇〇〇大学の「〇〇〇規程」を遵守して行われる。使用す る〇〇〇はこれらの法律、規定などに定められた適切な設備において取り扱 われる。 0〇〇を使用する実験は、「〇〇〇に関する法律」および「〇〇〇大学 〇〇〇規程」に基づいて実施する。今回の研究内容はすでに承認されている ため、研究は円滑に実施できる(承認番号〇〇〇)。 外部から提供を受けた研究試料に関してはすでにMTAを締結している。 〇〇〇を使用する実験はバイオハザードレベル〇〇〇および〇〇〇にて、 〇〇〇ウイルスベクターを使用する実験はバイオハザードレベル〇〇〇およ び〇〇〇にて、許可された区域内で実施する。 2.2 節 申 A B C D E F G K L M N 131 ===== Page 132 ===== 動物愛護管理法で定められている動物実験に関する3Rの原則、すなわち、 使用する動物数の削減(Reduction)、代替試験法の積極的な採用(Replace- ment)、苦痛の軽減(Refinement)に、実験者の責任(Responsibilit 加えた 4Rに配慮して、研究を計画・実施する。 組換え体の不活性化のためのオートクレーブと JIS規格に準拠したバイオハ ザード対策用安全キャビネットを適宜利用する。また、組換え体の保管・管 理についても専用のディープフリーザーを用いる。 動物実験は、〇〇〇大学および〇〇〇学会において定められた動物実験のガ イドラインに基づき施行し、〇〇〇大学の〇〇〇委員会の承認を得て行う。 その他 〇〇〇での調査に先立って、〇〇〇に相談し、〇〇〇にも事前に研究内容に ついて周知する。 〇〇〇との連絡は〇〇〇を通して行う。 研究代表者、研究分担者と連携研究者はすべて〇〇〇の研究倫理のカリキュ ラムを修了している。 該当なし 該当なし 本研究は人を対象とした研究ではなく、ヒト検体や個人情報は取り扱わない。 132