--- title: "3.9節 揃えるテクニック" book: 科研費申請書の教科書 chapter: 第3章 申請書のデザイン pages: 203-205 images: page_0203.png ~ page_0205.png --- # 3.9節 揃えるテクニック > **#科研費のコツ 100** 揃えられるところはすべて揃える 美しさの基本は揃っていることです。揃えられるところはすべて揃えるくらいの気持ちで! ### 本文は両端揃え 文字間が微妙に異なっていたり、半角英数字が含まれていたりすると、ある程度のまとまった文章を書くと右端が揃っていないことが気になります。和文は文字間隔が比較的一定であり、両端揃えにしても欧文ほど文字間隔が開きすぎて変になることはありませんので、ぜひ**両端揃え**を選択してください。 他の申請書等からコピー&ペーストしたりすると、一部の段落だけ両端揃えになっていないということがよくあります。 また、URL を含め、長めの英単語が含まれている文章の場合には、両端揃えだと文字間が空きすぎて不格好になってしまうことがあります。この場合は文字間を揃えることを優先し、次のように対応します。 - まずは語順や表現の見直しで対応する - URL は途中で改行する - 引用文献などは左揃えにする ### 図を揃える **図の幅** 複数ある図の幅を揃えると統一感がうまれ、美しくなります。**図の幅は 60〜70 mm か横幅いっぱいの2種類しか使わない**と決めてしまえば、迷うこともなくなります(p.164 参照)。 **図の位置(マクロな視点)** 図の挿入場所もどこでもよいわけではありません。幅が狭い図は、**本文の右側で固定**しましょう。横幅いっぱいの図は、段落の最初や最後、ページの最初や最後などが効果的です。 **図の位置(ミクロな視点)** もっとこだわりたい人は図の位置の微調整を行いましょう。 揃えるべき個所は図の外枠ではなく**図やイラストそのもの**です。図3.26左では以下の点が揃っていません。 - 図やイラストの右端が両端揃えした行末と揃っていない - 図やイラストの下端が段落の上端や下端と揃っていない - 図やイラストの上端が文字の上端と揃っていない > 左:図やイラストの端が行末・段落端・文字端と揃っていない例。右:すべて揃えた美しい配置例。 右図のように揃えられれば、かなり美しい配置になります。これを実現するためにも、**図やイラストはトリミング**しておき、図やイラストの外枠=図やイラストの端となるようにしておきましょう。 ### その他の揃えた方がよいところ - **行間**:固定値 16-18pt で **18pt を推奨**。文献リストだけはもっと詰めてもよい - **フォント**:申請書全体を通して同じルールで統一。文章パーツのコピー&ペースト時に異なるフォントが紛れ込みがちなので注意 - **強調の種類・基準**:強調を意味する修飾は**1種類で統一する**。多くの場合、最初の1〜2ページは強調が多く、後半につれて強調が減っていく傾向にあるので、強調する個所は限定し、強調の基準も一定になるように意識する。 - **図のテイスト**:論文や著書からのコピー&ペーストを極力避けて、申請書のための図やイラストを作り直すことで、テイストを揃える。