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title: "(C) 研究動向と位置づけ・着想の経緯・研究の意義"
book: 科研費申請書の教科書
chapter: 第2章 何を・どこに書くか
pages: 74-83
images: page_0074.png ~ page_0083.png
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## (C) 研究動向と位置づけ・着想の経緯・研究の意義
> **#科研費のコツ 27** 扱う問題が「重要な」未解決問題であることを示す
> **#科研費のコツ 28** 着想の経緯
> **#科研費のコツ 29** トートロジーは危険
> **#科研費のコツ 30** 国内外の関連研究はない?
> **#科研費のコツ 31** 今=弊害、あなたが=独自性、扱う理由=意義を明確に
> **#科研費のコツ 32** この研究はどんな研究であるかを明確にする
> **#科研費のコツ 33** 「位置づけ」に迷ったら
> **#科研費のコツ 34** 研究のアイデアには根拠が必要
### 「研究動向と位置づけ・着想の経緯・研究の意義」に迷ったらこう書こう
**「研究動向」を言い換えると……** 本研究に関連したこれまでの研究、国内外・現在過去を含めた研究の潮流、どのようなアイデアや方向性で研究が行われている(きた)のか
**「位置づけ・研究の意義」を言い換えると……** 研究分野における本研究の{立ち位置/役割/意味づけ}、この研究はより大きな目的を達成するうえで、どの部分に対してどのような進捗を得るものなのか
**「着想の経緯」を言い換えると……** そのアイデアはどこから来たのか、なぜ数ある問題のなかから本研究で扱う課題としてこれを選んだのか、なぜ数ある解決方法のなかでこの方法がもっとも筋が良さそうだと考えたのか
### 具体例
> **本研究の着想に至った経緯や、関連する国内外の研究動向と本研究の位置づけ**
>
> 申請者を含め、これまでマウスの大脳皮質に存在する複数の神経核を対象として、それらの神経がどのように機能し、行動に影響を与えるかについて解析されてきた[文献]。しかし、最近の研究から、社会行動に直接関与していると考えられるニューロンは神経核の全ニューロンの半分以下であり、同じマーカー遺伝子を発現しているニューロン集団においても、神経投射や生理機能が異なっていることが明らかにされている[文献]。こうした結果は、これまで均質な集団だと考えられてきた社会行動制御に関与する神経核は、実際には多様なニューロンで構成される不均一な集団であることを示している。そのため、申請者は、生体内での遺伝子発現を1細胞レベルで測定可能な空間トランスクリプトームを用いることで、神経活性と社会行動をより高い精度で関連づけ、真に社会行動の制御に関わ
>
>
>
>
> っているニューロンを新たに定義できると着想した。
>
> 本研究は、これまでの集団レベルの解析よりもはるかに高精細な解析を可能にするものであり、いまだ十分に理解されていない社会行動に関わるニューロンの特定に向けた試みであると同時に、他のニューロンにおける空間トランスクリプトーム解析のための先駆的な研究でもある。
>
### 一般化例
一般には先に、国内外の研究動向を書き、続けて着想の経緯、位置づけを書きます。
> これまで、〇〇〇については〇〇〇を〇〇〇した報告や〇〇〇の〇〇〇を明らかにした報告などが〇〇〇であることが報告されている。また、申請者らも〇〇〇が〇〇〇であることを明らかにしてきた(3、少し前の状況)。このように/こうしたことから、〇〇〇は〇〇〇であり、〇〇〇を〇〇〇することで〇〇〇を明らかにできると着想した(5、独自性・妥当性)。実際/すでに、〇〇〇は〇〇〇であること{が明らかにされており/を報告しており}、〇〇〇が〇〇〇である{可能性は高い/ことに矛盾はない/ことを確認している/ことを活かして本研究では/〇〇〇から効率よく研究を開始できる}(6、現在の状況)。
>
> 本研究は〇〇〇を〇〇〇することから、これまで〇〇〇であった〇〇〇に対して、初めて〇〇〇するものである(5、独自性・妥当性)。
### 申請書種別ごとのガイド
#### 科研費|基盤、若手、スタートアップ
- **該当する項目**:(3)本研究の着想に至った経緯や、関連する国内外の研究動向と本研究の位置づけ(2、3ページ目)
- **分量**:0.5~0.8ページ程度
- 基本的にはここで書くべき要素をすべて含めることになるので、油断するとすぐに行数が増えてしまう。コンパクトに書けるところはコンパクトに。
- **要素**:(3)少し前の状況、(5)独自性・妥当性
- 研究動向(背景)を先に書いて、それに続けて着想の経緯を書き、最後に位置づけを書く。
#### 科研費|挑戦的研究(萌芽)
- **該当する項目**:本研究構想が挑戦的研究としてどのような意義を有するか(様式S-42-2、3ページ目)
- **分量**:0.6ページ程度(着想の経緯)、0.4~0.5ページ程度(研究の位置づけ・意義)
- 他よりも着想の経緯や意義を書く分量が多いのが特徴。
- **要素**:(5-4)独自性・妥当性|研究の位置づけ・研究の意義
- 「着想の経緯」と「挑戦的研究としての意義」をそれぞれ分けて書く。似たようなことを重複して書かないように注意。
#### 学振
- **該当する項目**:研究の位置づけ(1ページ目)
- **分量**:0.4ページ程度
- 「これまでに研究されていないから意義がある」と書いてしまいがちだが、新しいことはその研究の価値を担保するものではない。
- **要素**:(3)少し前の状況、(5)独自性・妥当性|研究の位置づけ・研究の意義
- 「これまでの〇〇〇から、〇〇〇できると着想した(着想の経緯)。これまでの研究はこうだったが、本研究はこうなので、こういう研究だといえる(位置づけ)」のようにシンプルに書く。
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### 「研究動向と位置づけ・着想の経緯・研究の意義」の要素
ここでは、関連する国内外の研究と比較しながら、本研究計画がどういった意味を持つのか、なぜこの方法が妥当だといえるのかについて説明し、審査員を説得するためのパートです。
申請者が主張していないことについて、審査員が積極的に意図を汲み取って評価することはありえませんし、単にすごい・新しい・重要だと連呼するだけでは審査員を納得させることはできません。
### (3-2)少し前の状況|他人の貢献
研究の背景と同じく、新しい研究はこれまでの研究の影響を受けるので、ここでは、これまでの国内外の関連する研究動向を紹介します。「(B)背景と問い」や「(D)独自性・独創性・特色」でもこれまでの研究を紹介し、これらは明確に書く内容は互いに関連しており区別が難しいですが、大まかには以下のように役割が異なっています。
| これまでの研究を書く項目 | 役割 |
|---|---|
| (B)背景と問い | - 研究状況を説明するための、事実としての研究紹介
- 残されている課題を明らかにし、本研究の必要性を示すための研究紹介
例)これまではこうだったが、こんな問題が残っていた |
| (C)研究動向と位置づけ・着想の経緯・研究の意義 | - 着想の経緯、アイデアの確からしさを示すための根拠紹介
- これまでの研究の流れの中で、本研究の妥当性や意義を示すための研究紹介
例)これらが示されているから、こうできると考えた
例)本研究はこういう点で、こんな研究であるといえる |
| (D)独自性・独創性・特色 | - 本研究の独自性を示すための、比較対象としての研究紹介
例)これまではこうだったが、本研究はこうだから独自だ |
何のために他の研究を紹介するのか、を意識しながら書き分けるようにしてください。何も考えずに書くと似たような内容になりがちですが、ほとんどの場合、同じ内容を繰り返し書くほどのスペースの余裕はありませんので、意識して書き分けることが重要です。
> **OK** これまでに、〇〇〇は〇〇〇であることが知られている[引用文献]。さらに、〇〇〇が〇〇〇に関わることも報告されている[引用文献]。(こうしたことから、申請者は……と着想した)
> **OK** これまでの研究は主に〇〇〇であった。(これに対して本研究は……である)
### (3-3)少し前の状況|自分の貢献
新しいアイデア(着想)を思いつき、それが実現可能であると判断した根拠を書く際に、他人の研究だけを根拠とするのでなく、自分の研究成果に基づいていれば、申請者ならではのアイデアであるという主張の説得力がさらに高まります。
> **OK** これまで〇〇〇は〇〇〇であることが報告されている。{実際/さらに/これに関連して}申請者らも、……
のように、他人の研究に続ける形で自分の研究を畳みかけるのが基本構文です。
また、申請者が研究分野の第一人者であり、客観的に見ても自分の貢献が大きい場合は順番を変えて、以下のようにしてもよいでしょう。
> **OK** これまで申請者らは〇〇〇を明らかにしてきた。他にも〇〇〇が〇〇〇であることも報告されている。
一方で、以下のように、これまでの研究を無視するような記述は推奨しません。視点を広くすれば必ず関係する研究はあるはずです。独りよがりの申請書と判断されないように関連研究は必ず調べておくようにしましょう。
> **NG** これまで、本研究に関連した研究はまったく行われておらず、したがって、関連する先行研究はまったく存在しない。
> **NG** これまで申請者しか、こうした研究はしていない。
### (5-1)独自性・妥当性|着想の経緯
背景とは別に「着想の経緯」について詳しく書く欄があるのであれば、ここは軽い説明で構いませんが、他に「着想の経緯」を書く欄がないのであれば、ここでしっかり書いてください。本研究のアイデアが新しく、実現可能性が高いことを示すための重要なパートです。
アイデアの価値は新しさにありますから、
- **これまでにできなかったことができる**
- **誰も思いついていなかったことを思いつく**
のように、「これまでは無理だったが、申請者だからできる(思いついた)」といった主張をすることになります。
そのためには、なぜ、申請者ならできなかったことをできるといえるのか、なぜ申請者は誰も思いつかなかったことを思いつけたのか、についての説明が必要です。よく、冗談で
> **NG** シャワーを浴びていたら、ふと思いついた
> **NG** 散歩をしていたら、急に思いついた
などを「着想の経緯」として挙げたりもしますが、もちろんこれはダメです。突然良いアイデアを思いつくことはたしかにありますが、聞かれていることはそういうことではありません。思いついたアイデアがうまくいきそうだと考えるに至った経緯を教えてくださいという意味での「着想の経緯」であり、予備的な知見や他の論文などを引用しつつ根拠を説明してください。
> **OK** 申請者のこれまでの研究から〇〇〇であることが示されており[引用文献]、
> **OK** 〇〇〇では〇〇〇であることと[引用文献]、△△△が△△△であることを考え合わせると[引用文献]、
また、研究がなされていない、報告が少ないなどは着想の経緯として、筋が良くないにもかかわらず、しばしば見かけます。
> **NG** これまでこういった方法では研究されてこなかったから、本研究は実施する価値がある
> **NG** こうしたアイデアでの実施例は少なく、本研究でこれに取り組む
このような理由は絶対ダメというわけではないのですが、かなり微妙です。他にも研究されていないことは山ほどあるなかで、わざわざこのアイデアを試す理由としては非常に弱いです。他に何も理由を思いつかないのであれば書いておいてもよいかもしれませんが、推奨しません。
### (5-2)独自性・妥当性|研究のアイデア
ここでは、どうすれば課題を解決・実現できると考えているのか、についての申請者のアイデアをわかりやすく伝えます。他の方の申請書を読んでいると、まったく新しいアイデアは思いのほか少なく、選択しようと思えば選択可能なアイデアであることがほとんどです。新しすぎるアイデアは評価が難しいので、誰も見たことのない革新的なアイデアを無理にひねりだす必要はなく、「少なくともその業界、その分野では新しい」を目指すのは比較的楽な方法です。オズボーンのチェックリスト(p.16-18)にある、転用あるいは応用を用いれば、他の分野でうまくいっているアイデアを取り込めるので、審査員も評価しやすくなります。一般的には、
> **OK** (〇〇〇を〇〇〇することで、)〇〇〇できると{考えた/着想した/考えるに至った}。
のような形式で書きます。
とくに目新しいアイデアはなく、誰もが思いつくことを、誰もが思いつく方法で研究するパターンも中には存在しますが、あまり参考にはなりません。そういった研究のほとんどは他の人よりも素早く取り組んだり、大規模に取り組んだりしないと価値を持たないものであり、見えている成功例を後追いしても勝ち目はありません。技術やアプローチ、ものの見方など、何かしらの点で新規のアイデアである必要があり、新しい技術や材料を持たないのであれば、ほとんどが考え方の新しさをアイデアとして書くことになります。
また、いくら新しいアイデアであっても
> **NG** 雑草を投げて一番遠くに飛んだものの子孫を得ることを繰り返せば、空を飛ぶ雑草が得られると考えた(くだらない)。
> **NG** 朝起きて空を見れば、その日の天気がわかると考えた(簡単すぎる)。
> **NG** 宇宙の果てに行けばよいと考えた(実現可能性が極端に低い)。
> **NG** これまでの研究者は実験動物に対する愛が足りなかったためうまくいっておらず、実験動物とのスキンシップを通じて愛を深めることですべてがうまくいくと考えた(根拠不足)。
などはよくありません。これらの例はかなり極端なので、「さすがに、こんな風には書かない」と思われるでしょうが、実際に、こうした例は形を変えて申請書中でよく目にします。
また、「他の人にアイデアを取られるから」とアイデアの肝心な部分を隠してしまうと、特徴のないありきたりな申請書になってしまい審査員を納得させられません。研究費は、まだこの世に存在していない将来の結果への先行投資ですから、どうやって目的を達成するのか、どういったアプローチで研究するのか、がわかる程度には具体的なアイデアを書いてください。**他の人はできないが自分ならギリギリできるところを狙う** 必要があります。あまりにも細かい部分を説明しても分野外の審査員には伝わりませんので、アイデアの詳細を説明しすぎることも不要です。
### (5-3)独自性・妥当性|妥当性・他の研究と比較して優れている点
どのアイデアもやってみるまでは、成功するか失敗するかはわかりません。しかし、体は1つですし、時間も研究費も限られています。そうした制約のなかでは、より成功しそうなアイデアから試すべきです。
- **このアイデアが(もっとも)うまくいきそうである、と考えられる根拠はどこにあるのか**
- **無数に考えられるアプローチの中から、なぜこの方法を選択したのか**
- **「この方向性で研究を進めたとしても、少なくとも大間違いではなさそうだ」と主張できる根拠はあるのか**
こうした審査員の疑問に対して、事前に申請者側で答えを用意しておくと親切です。答え方の代表的なパターンは次の3つです。
**ある程度の成功が見えており、後はするだけ、というパターン**
予備データを示すことによって、少なくとも大きくコケることはなさそうだ、この方向性で間違いなさそうだと主張することが可能になります。ただし、あまりにも手堅い計画しか書かないと、達成できたとしても不十分である、となりかねません。
> **OK** 申請者はこれまでに〇〇〇を多数発見しており、本研究では、その中でもっとも〇〇〇である〇〇〇について……
> **OK** 申請者はこれまでに〇〇〇を行っており、〇〇〇といった成果を挙げてきた。本研究では、これをさらに発展させ……
**進捗や研究スピードにおいて他より優位である(コケるにしても、他より早くコケて早く立ち上がれる)、というパターン**
研究は必ずしもうまくいくだけではありませんが、何度もチャレンジできるのであればうまくいく可能性を高めることが可能です。同じ程度の成功可能性であるなら早く何度も取り組める方に分があります。
> **OK** すでに〇〇〇については完了しており、本研究では〇〇〇から研究を始めることが……
> **OK** 申請者の予備的な実験から、すでに〇〇〇であることが示されており、
> **OK** 本研究で用いる方法であれば、従来の〇〇〇倍の早さで〇〇〇が可能になり、……
**他の論文の知見や他の領域での成果を総合的に考えるとうまくいく可能性が高そうだ、というパターン**
申請者の過去の成果や他人の成果、あるいはそれらを統合することで、確定的ではないが優先して行うべきであることを主張するパターンであり、もっともよく目にします。銅でやったことを鉄に変えて行う、といういわゆる銅鉄実験にならないように気をつける必要があり、単に〇〇〇でうまくいっていることを△△△でも試してみる、というのではなく、2つのものを組み合わせる、本研究領域とは離れた分野での成果を援用するなど一工夫が必要です。オズボーンのチェックリスト(p.16-18)はそうしたアイデアを見つけるヒントになるでしょう。
> **OK** 〇〇〇をすれば〇〇〇できると考えた。実際、〇〇〇分野では〇〇〇を〇〇〇することで、〇〇〇に成功している[文献]。
> **OK** ……と考えた。これは〇〇〇が〇〇〇であるという報告とも矛盾しない。
### (5-4)独自性・妥当性|研究の位置づけ・意義
新学術領域や学術変革の「本研究により、どのような点で当該研究領域の推進に貢献できるか」や挑戦的研究「挑戦的研究としての意義」などは、ある特定の方向性をもった研究を採択したいという明確な意図がありますし、さきがけやAMEDなど明示はされていないものの領域のテーマが決まっているような場合は、設定された方向性にいかに沿ったものであるのかを示すことはとても重要です。
**研究領域のテーマに合致する(そして、独自である)**
複数の研究を集めて1つの研究領域を形成する場合には、体裁の関係上、全体として1つの方向を向いている必要があるので、お題に沿った内容であることは伝える必要があります。
さらに、領域を設定する際に書いた内容のうち手薄なところに取り組むのであれば、それは重要なアピールポイントですので、しっかりと伝えましょう。書いたのにやっていないということにならないよう、採用する際には分野のバランスに対する配慮がなされます。
> **OK** 本研究は〇〇〇を{解明する/扱う/明らかにする}{ものであり/ことを目的としており}、〇〇〇の点で、当該研究領域の〇〇〇に貢献できる。
**共同研究を推進する**
> **OK** 申請者は〇〇〇{を得意としているため/の経験を有しており}、〇〇〇が可能である。{すでに/実際に}、〇〇〇とは{共同研究を行っており/緊密に連絡をとっており}、〇〇〇である。
> **OK** 〇〇〇氏との共同研究により、〇〇〇できれば、〇〇〇研究に{新たな展開がもたらされると強く期待できる/関する新たな知見が得られる}。
**他の構成員の研究の進展に貢献できる・新たな展開が期待できる**
また、評価項目にも領域内での共同研究があるように、複数の研究者を集める意図は相乗効果を期待してのことです。創造性における「周辺関連領域への波及効果」に相当しますが、ほぼ同じ分野の研究者ですので、具体的な人物を思い浮かべながら書くとよいでしょう。
共同研究とまではいかずとも、申請者の発見などが他の研究に役立つという主張は書きやすい内容です。
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### 「研究動向と位置づけ・着想の経緯・研究の意義」の構成
何を書くにしても、基本は他の研究との比較なので、冒頭にはこれまでの研究がどういったものであったのかの研究動向を簡単に書きます。そして続く段落で着想の経緯や位置づけを書きます。着想の経緯と位置づけを両方書く場合には、時系列順に研究動向→着想の経緯→位置づけと書くと読みやすいでしょう。
**研究の動向 + 着想の経緯**
> 〇〇〇は〇〇〇などで〇〇〇されてきた(3、少し前の状況)。しかし、そのほとんどが〇〇〇であり、〇〇〇という技術的な制約により、〇〇〇の解析はほとんど進んでこなかった(4、きっかけ)。これに対して、〇〇〇の研究によって〇〇〇が新たに発見され、〇〇〇を〇〇〇することで〇〇〇できると着想した(5、独自性・妥当性)。
**研究の動向 + [位置づけ、研究の意義]**
> 〇〇〇は〇〇〇などで〇〇〇されてきた(3、少し前の状況)。しかし、そのほとんどが〇〇〇であり、〇〇〇という技術的な制約により、〇〇〇の解析はほとんど進んでこなかった(4、きっかけ)。
>
> これに対して本研究は〇〇〇を効果的に用いることで〇〇〇を明らかにしようとするものであり、これまでとまったく異なる方法で〇〇〇の解明に取り組む野心的な研究である(5、独自性・妥当性)。
**研究の動向 + 着想の経緯 + [位置づけ、研究の意義]**
> 〇〇〇は〇〇〇などで〇〇〇されてきた(3、少し前の状況)。しかし、そのほとんどが〇〇〇であり、〇〇〇という技術的な制約により、〇〇〇の解析はほとんど進んでこなかった(4、きっかけ)。これに対して、〇〇〇の研究によって〇〇〇が新たに発見され、〇〇〇を〇〇〇することで〇〇〇できると着想した(5、独自性・妥当性)。
>
> これに対して本研究は〇〇〇を効果的に用いることで〇〇〇を明らかにしようとするものであり、これまでとまったく異なる方法で〇〇〇の解明に取り組む野心的な研究である(5、独自性・妥当性)。