ただし現時点(令和7年3月)では、「~というテーマに関して科研費の申請 書を作成してください」「~に関しての研究方法を書いてください」と指示して も、応募できるレベルの申請書作成は難しい。また回答されるものは、ごく普 通の内容が多い。その理由として、申請書の内容は基本的に非公開であるため、 学習データとして使われる申請書の数が十分ではないからだろう.そして、申 請書のテーマは申請者が考える未知のものを対象とするからだと思う。 ゼロから申請書を作成することは難しいが、文章の修正はかなり有効な活用 方法である。注意点は間違いが多いことだ。しかも正しいかのようにみえる. 生成AIで申請書の内容に関する情報を得ようとしたときに、例えば引用文献な どは正しくないことが多い。綿密にチェックする必要がある。 現時点では、科研費申請書作成に関しては、まだ私たちの方が優れていると 自宿をもっていえる。しかし生成AIの進歩はものすごく速いので、そのうち AIがすべてを作成した科研費申請書が採択される時代が来るかもしれない。そ のときには私たちは、AIが作成した以上のものを作り上げる必要がある。生成 AIによるものが基本レベルとなり、それ以上のものを作成するのだ。 さて、どうなるだろうか? Q29なぜ採択されないのか? 最後に、誰もが最も知りたい質問を、もちろんこの本をここまで読んできた 人にはおわかりだと思うが、正解はない。しかし、業績を上げ、わかりやすい 申請書を作り上げていくことで、必ず採択される。絶対にあきらめずに、これ からも応募し続けよう。 284 科研費獲得の方法とコツ 第9版