実際に基盤研究(B)の審査委員をしていたときに、どれもよいできの申請 書なのに泣く泣く1や2を付けた経験がある。採点結果はWeb上で書き込んで いくのだが、点数分布がある程度定まった割合にならないと、採点結果を受け 付けてくれないシステムになっている。どんなによい内容の申請書がそろって いても必ずどれかには1を付けないといけないし、逆によいものがなくてもど れかに4を付けないと、先に進めないのだ。 Q13 採択されなかった場合、点数だけではなくその理由を 知りたいのだが公表されないのだろうか? 採択されなかった場合、審査結果がe-Radの電子申請システムで開示される 〔参照5章2:不採択のとき).この電子システムによって、研究種目・審査区分 のそれぞれの応募件数と採択件数・採択率、研究課題全体のなかでのおおよそ の順位(A,B,Cの3段階でしか表示されていないが),申請者の評定要素の 点数と採択課題の平均点、評定結果などが開示される。現在では第1段審査に おいて、すべての申請課題について審査委員はコメントを書くことが求められ ている。現在(令和7年3月)は、基盤研究(A)だけ、(不採択のものではな く)採択された研究課題の審査結果の所見概要が公開されており、おそらく将 来的にはすべての種目において審査委員のコメントも申請者に開示されるよう になるのだろう. Q14 申請書の研究経費はいくらにすれ A 研究費は最大限度額で申請しておいてよい〔参照3章13:研究経費とその必要 性).例えば基盤研究(C)や若手研究なら研究期間の合計で500万円となる。 研究経費は申請した金額の多い少ないに関係なく、一定の割合で減額される. 減額される率は大体30%くらいで、この裏返しが充足率である〔参照 Q17 採択 されたのになぜ研究費は満額支給ではないのか?). (277