Q8 A 重複申請の判定には、何か明確な基準があるのか? あるいは審査委員の判断で決まるのか? 重複申請には明確な基準がある〔参照2章1:応募種目の選び方)。複数の種目 に申請書を提出しようとするときには、その年度の公募要領をよく読んで重複 申請が可能かどうかをしっかりとチェックすること。また、研究分担者の重複 制限についてもチェックすること。実際に、せっかく提出した研究計画調書が 重複申請の制限によって、審査されなかったことがある(新学術領域の計画研 究で、計画班員の1人が重複申請に引っかかっていた). Q9 A 区分ごとの採択人数は決まっているのか? 応募区分ごとの採択人数は決まっていないが、採択率はどの区分でも種目ご とにある割合以上になっている。例えば基盤研究(C)においては25%以上の 採択率になっており、一般に文系の区分の採択率が高い傾向にある〔参照2章 2:審査区分の選び方)。つまりその区分に応募する人数が多ければ多いほど、採 択される人数も増える。逆に応募人数が少ない区分は、採択される人数も少な くなる.この傾向は今後の応募においても続くと考えられる。 Q10 A 応募する区分において応募件数が増えると採択数は増 えるのか? 「Q9区分ごとの採択人数は決まっているのか?」に書いたように、科研費の採択 率はある一定の割合以上なので(参照2章2:審査区分の選び方)、応募件数が増 えれば、それに比例して採択数も増える。極端な話、誰も応募していない分野 に仲間5人で応募すると、そのうち1人が(ほほ)必ず採択される。つまり採 択されることがまず無理なダミーの申請書で応募数を増やすと、その分野での 採択数が増えて、採択される確率も高くなるということだ、もっとも落ちる日 的で申請書を書いて提出する研究者などいないと思うが…・?しかしある学会 で、その分野の採択数を増やすために、学会員に科研費申請を奨励したと聞い たことがある。これも応募数を増やして、少しでもその分野の採択件数を上げ る戦略だが、ダミーの申請とはまったく異なる。 (275