として大いに有望だということだ。そのために科研費の申請時期に合わせて researchmap を定期的に更新していくのがよいと思う。 Q6 申請書の評価に占める研究業績の割合はどのくらいか? 申請書の評価に占める研究業績の割合に何%という基準はない。しかも現在 の申請書においては、研究業績の「重」が重要なのではなく、申請者の研究遂 行能力を証明するための、どちらかというと「質」が問われる。その「質」も、 ハイインパクトなジャーナルに掲載された論文である必要はなく、今回提案し ている研究計画と関連したものが望ましい。つまり研究業績の質と量が抜群で も採択されないこともあるし、研究業績が少なくても採択されることもあると いうことだ。 3章 10:応募者の研究遂行能力及び研究環境に書いたように、研究業績はその研 究者が研究計画を実行可能なものかどうか判断するためにある。これまでの研 究業績によって判断しないと、例えば実験はしたことがないのに、研究計画を 書くのがうまいことで採択されるということも起こりうる。したがって研究業 績がゼロなのはまずいが、研究計画に関連した業績の発表がいくつかあれば大 丈夫だと思う. Q7 A 審査委員によって研究計画と研究業績の評価の重みは違うのか? フィギュアスケートのように明確な審査基準はあるのか? 審査における研究計画と研究業績の比重は、審査委員によって異なる。「最初 に申請者の研究業績を見て、研究業績(特に論文発表)のないものは、その時 点でよい点数を付けない」という審査委員もいる。もちろんこれは中堅より上 の研究者に対してであって、若手研究者はどうしても研究業績の点で不利なの で大目にみる傾向がある。 したがって、研究計画と研究業績の比重については明確な審査基準はない。 274)科研費獲得の方法とコツ 第9版