Q4 A 英語で書いた申請書は有利か? 最近では海外からの研究者も増えてきて、国際化をにらんで科研費申請書に も英語バージョンがある。全体からの割合では非常に少ないが、英語で書いた 申請書で採択された例も増えてきている。しかし、英語で書いた申請書が通り やすいかというと、(統計データはないのだが)恐らくそうではないだろう。審 査委員は英語で書かれた申請書でも、日本語のものと同様にしっかりと読むと 思う。したがって英語で書いた申請書でも内容がやはり重要で、研究目的を明 確にして、わかりやすい申請書にすることが大切だと思う。 ちなみに外国人教員の割合が高いと思われる「立命館アジア太平洋大学」に おいて和6年7月までに採択された科研費 256件のうち、英語の申請書(と思 われるもの。実際には課題名が英語のものをカウントした)は全部で50件で あった. Q5 A researchmapへ情報を登録すると採択の可能性が上が るなどのメリットはあるのだろうか? 令和7年1月の時点ではresearchmap(参照 3章10:応募者の研究遂行能力 研究環境◆researchmapについて)への研究者情報の登録は採択には直接関係は ない。researchmapはあくまでも申請書の内容を補うもので、審査は申請書 もとに行うものだからだ。しかし、現在の申請書では|申請者の研究遂行能力」 を示すための業績を記入することになっており、以前のような網羅的な業績り ストではない。そこで「やはり申請者の発表論文をチェックしておきたい」と 考える審査委員もいるだろうから、その際にはresearchmapは便利 実際の審査においては、審査結果を入力するためのWebサイトにそれぞれの 応募課題について「研究者情報参照」の部分がある、ここをクリックすると 究代表者と研究分担者の一覧に進み、そこに「researchmap・KAKEN 情報参 照」があり、申請者のresearchmapに簡単にアクセスできる。そして研究計 に関連した論文とのリンクや、その他の業績をチェックできるため, researc の役割は大きい。ときには申請者本人の写真とか基本情報などによって、審査 委員の申請者に対する好感度がアップするかもしれない。 結論として、令和7年1月の時点ではresearchmapは採択の可能性をあげ メリットは少ないが、将来的にはスペースが限られた申請書の内容を補うもの (273