最後のチェック 訂正箇所に気づいたときはどうしたらよいのか?申請書の「引き戻し」 もし、電子申請を完了した後に、間違いに気づいたときにはどうしたらいい のだろうか?作成されたPDFファイルで申請書の内容を確認した後、「提出す ると応募情報又は研究計画調書を修正・削除できません」とあって、「OK」ボ タンを押すと絶対に修正・削除できないと思いがちだが、ご安心を、応募書類 の「引き戻し」によって、研究計画調書の提出(送言)期限(応募締め切り日 時)より前であれば、いちど日本学術振興会に提出(送言)した研究計画調書 (応募書類)を引き戻し、訂止や修正を行って再提出ができる。ただし応募締 切り日にはアクセスが集中して提出の完了ができない場合があるため、応募締 め切り日には引き戻しを行わないようにとされている。 「引き戻し」は研究者個人ではなく、研究機関の担当者によって行う。提出し た申請書を修正するには、所属研究機関の事務担当の方に連絡して、受付をいつ たん解除してもらう。その後に事び電子申請システムにログインして、「応募者 Column 科研費今昔物語 「昔、科研費の申請書は手書きだった」とい うと驚くかもしれない.しかし、35年くらい前 にはそうだった。字が上手か下手かが、審査結 果に影響をおよぼしたかもしれない、きっとそ うだろう.その後、当時普及していたワープロ か,一太郎を中心としたソフトを使ったパソコ ンで印刷した文章を申請書に切り貼りしていた。 数字などは文字シールをピンセットを使って貼っ ていた。当時は、研究室総出の年中行事だった。 また申請書の用紙は1部が何円かで教室ごとに まとめて買っていた。無料ではなかった。 パソコンが普及してその性能も向上していっ たが、申請書がパソコンのファイルになるには、 まだまだ時間がかかった。私は申請書の記入欄 をA4用紙で右から何ミリ、左から何ミリ、幅 と高さは何センチと、定規で測って、Page Makerというデスクトップ・パブリッシングソ フトを使ってレイアウトして印刷するという荒 技を使っていた。 そのうち、スキャナーとブリンターの性能が 向上して、スキャンした申請書ファイルに直接 入力して、そのまま印刷してもきれいな申請書 ができるようになった。 インターネットが急速に普及して、ようやく ネットから申請書がダウンロードできるように なったのは15年ぐらい前の話。ワープロファ イルに直接入力が可能になって楽になったが、 その分、無駄な印刷が増えた。それでも申請は ネットを介した電子申請ではなく、できあがっ た申請書を何部も(何部だったか?) コピーし て、冊子状に整えたうえ、右上に応募種目ごと に色ペンで色塗りしていた。各大学から郵送す る量たるや、半端じゃなかった。 そして申請書のネット経由での電子申請に なって、とうとう申請者は紙媒体での提出が不 要になった。審査委員に送られてくる申請書は 今でも紙に印刷されたものだが、そのうち PDF ファイルで送られてきて、審査委員にも紙媒体 の書類が送られてくることはなくなるかもしれ ない。 こんなことを書いておくと、将来「あのとき は」と、きっと懐かしく思うだろう. 4 章 (245