申請書の見栄え 白の行をカットしただけのもので、これだけでも印象がずいぶんと異なる. 余白がなく、ぎっしりと書いた申請書は意外に多く、これらは非常に読みに くい。 箇条書きや小見出しを使う 赤ペン添削HB3 ● case 03. 55. 85 箇条書きにすることで要点がまとまって、ぐっと読みやすくなる。研究目的 などを箇条書きにすると非常によい(図4-3B,C). また、小見出しをつけて読みやすくする工夫もある(図4-4).小見出しはそ の部分の要約になるからだ。1つの段落でページの半分以上の長いものになる ときには、小見出しをつけて文章を半分に分ける方がよい。その方が審査委員 は読みやすい。 文字を強調する 赤ペン添削HB3 ●case 07, 11, 72 強調文字として太字や下線などを利用することも見栄えをよくする1つの手 段だ、ただし、これらの強調文字を混在させることは避けた方がよい。太字や 下線などを使う目的は、その単語や文章を目立たせるためであろうから、使う ならどれか1つにすべきだ。 強調文字を使った申請書によくみられるのは、これらを使いすぎること。以 前、1ページのほとんどに下線を引いている申請書を見たことがある。いった い何を強調しようとしているのか、これではわからない。原則として強調文字 Column 審査委員がうんざりする申請書 科研費の審査委員をやってみると、「これは、 あまりに…・」と言いたくなる申請書も多々ある。 思いつくままに書いていく. ①ぎっしりと隙間なくたくさん書いてある申請 書.見ただけでげっそりして、読む意欲がなく なってしまう。それでも勇気を奮い起こして読 み進めるが、点数は辛いものになりがちだ。 ②太字、下線、二重下線、その組合わせなど、 強調文字が多すぎて、何が大切なのかわからな い申請書。ディスカウントストアの広告みたい で、見るだけでくらくらする。 ③図が複雑すぎる申請書。図の意味を探るだけ でも大変.そんなにいっぱいシグナル伝達経路 を書いてもわからない! ④内容が乏しい申請書.あまりに余白が多いと 計画が練られていないのでは、と印象はよくな い。①とも関係するがバランスが重要である。 ⑤内容が難しい申請書。理解するのに、何度も 何度も読まなくてはならず、根気が必要。たい ていは内容が高度なのではなく、書いてある目 的や意義が明確でないだけ.「理解できないの は、書いた方が悪い!」と開き直りたくもなる。 ©自分の苦手な分野の申請書。でも審査委員は ちゃんとみています。 4 章 (219