本体では「研究目的及び研究方法、応募者の研究遂行能力」には、「①本研究 の目的、②その研究目的を達成するための研究方法、③応募者の研究遂行能力」 を2ページで書く。「挑戦的研究としての意義」には、「①これまでの研究活動 を踏まえ、この研究構想に至った背景と経緯、②学術の現状を踏まえ、本研究 構想が挑戦的研究としてどのような意義を有するか、探索的性質の強い。ある いは芽生え期の研究計画である場合には挑戦的研究としての可能性を有するか」 を1ページで書く・ 挑戦的研究の「概要」と「本体」の書き方 この「概要」の2ページと、「本体」の3ページを、どのように書いていった らいいのだろうか?2つのバージョンの整合性を保つために、まず「本体」を しっかり仕上げて、それをもとに「概要」に圧縮していくのがよい。そのうえ で、1つの築だが、以下のように書くのはどうだろうか。 ①概要では、研究目的(背景や問題点)を充実させる。 ②本体では、研究計画・方法を充実させる。 ③概要には図を多用する。 要するに、全部で5ページのものを書くつもりで、概要では研究目的に比重 を置いて、本体では研究計画を重視して書く、概要はプレスクリーニングに使 われるのだから、まずは研究の意義を審査委員に十分に理解してもらわないと いけない。そこで概要では、研究目的を重視して書く。 概要の2ページの案として、1ページ目に研究目的をしっかりと書いて、2ペー ジ目に研究計画、申請者の研究遂行能力,挑戦的研究の意義を書く、本体「研 発目的及び究方法,応募者の研究遂行能力」の2ページの構成としては、 究日的を1ページ目の1/3,そのあとに1ページと1/3ページを研究計画、残り の1/3ページ分を研究遂行能力の説明にあてる〔参照巻末の実際に採択された申請 書②). 「挑戦的研究としての意義」 書くのが最も難しいのが「挑戦的研究としての意義」(従来の申請書の「研究 の斬新性・チャレンジ性」の欄に相当)である。申請書には「これまでの学術 の体系や方向を大きく変革・転換させる潜在性を有する」挑戦的な研究とあり、 (芽)については、「探索的性質の強い、あるいは芽生え期の研究計画も対象 としている」とある。これが難しい。 まず「これまでの学術の体系や方向を大きく変革・転換させる潜在性を有す 196) 科研費獲得の方法とコツ 第9版